第13号機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 22:31 UTC 版)
「エヴァンゲリオン (架空の兵器)」の記事における「第13号機」の解説
正式名称:エヴァンゲリオン第13号機(EVANGELION 13) 所属:NERV 搭乗者碇シンジ・渚カヲル(ダブルエントリーシステム)(『Q』のみ) 碇ゲンドウ(『シン』のみ) 機体色:バイオレット 眼:四眼 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』に登場するNERV所属のEVA。NERV本部で建造されていた。カラーリングなどは初号機に酷似しているが、改2号機γ仕様および8号機β仕様に準じる太い胴体、2段重ねになった四眼などに違いがある。リリスの結界を突破するための機体でもあり、2人乗りの「ダブルエントリーシステム」となっているのは、セントラルドグマ最深部にあるロンギヌスの槍とカシウスの槍の2つを入手するために2つの魂=2人のパイロットが必要とされるためであるとされていたが、実はDSSチョーカー作動により片方のパイロットが死亡しても、生存しているもう片方のパイロットにより覚醒を継続させるという「ゼーレの保険」としての意味合いもあった。エントリープラグは肩甲骨の部分にある挿入口から挿入され、右肩のエントリープラグで下段両眼、左肩のエントリープラグで上段両眼が開く。また、2本の槍を扱うため胸部にも1対の腕が隠されており、胸部展開時に4本腕の異形の姿となる。EVA本体はA.T.フィールドを発することは無く、機体の周囲に小型ユニット4基(モニターには「RS Hopper」と表示されている)を浮遊させ、この端末からA.T.フィールドを展開することで攻守に力を発揮する。その正体は「アダムスの生き残り」とされる。 カシウスとロンギヌスの対の槍、そしてこの機体を使えば「世界の修復」も可能だとされ、それを望むシンジとカヲルはセントラルドグマ最深部に到達し、改2号機を退けて2本の槍を手に取ろうとする。槍に違和感を覚えたカヲルが制止するもシンジは聞かず、さらにカヲルのエントリープラグのみが管制システムを切断され(この時眼が赤色へと変化する)、シンジは一人で機体を操作して強引に2本のロンギヌスの槍を引き抜いてしまう。それによりMark.06内に潜伏していた第12の使徒が復活し、侵食を受けたカヲルが第13の使徒へと堕とされる。そして最終的には第12の使徒を吸収し、初号機の擬似シン化形態をも超えた「疑似シン化第3+形態(推定)」となり、フォース・インパクトを起こしてしまう。これを止めるため、カヲルは機体に2本のロンギヌスの槍を刺し、シンジから引き取っていたDSSチョーカーの作動により死亡。それでもガフの扉は閉じず、マリが強制的にシンジのエントリープラグを射出させたことで、フォースインパクトは初期段階で抑えられ、機体は地表に向けて落下していった。 『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』では、NERV側に回収されアディショナルインパクトのトリガーとして利用された。再起動する際、使徒化したアスカを新2号機からエントリープラグごと引き抜き吸収することで再び、「疑似シン化第3+形態(推定)」となる。その際、シキナミタイプのオリジナルが第13号機に搭乗、あるいはコアへのダイレクトエントリーをしていることが判明する。その後、ゲンドウを体内に入れマイナス宇宙へと向かい、シンジの記憶の中で覚醒した初号機と戦う。最終的には、ユイとゲンドウによりガイウスの槍に貫かれて消滅した。 腕ユニット 『シン』で登場した、コアにEVAの腕と上下に肩部ウェポンラックが付いた物体。腕だけでカエルのように跳ね、プログレッシヴナイフのような武器で攻撃する。また、相手に組み付いて自爆することも可能。 起動前の第13号機に接近した2号機を攻撃、それを阻止したマリの8号機と交戦し、何体かは破壊されるも残った機体は8号機の腕に組み付いて自爆、8号機の両腕を吹き飛ばした。 劇中で全く説明のない兵器であり、『シン』のラストのEVAが次々と槍に貫かれるシーンにも登場しなかったことから、EVAとして扱われてない可能性も高い。メイキング映像に映ったコンテには「腕ユニット」との記述がある。
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