新劇場版:Q
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「惣流・アスカ・ラングレー」の記事における「新劇場版:Q」の解説
『破』から14年経過しているが、本人曰く「エヴァの呪縛」の影響により、外見は14歳のときのまま。左目を黒い眼帯で隠しているが、眼球の損傷の直接的な描写はなく、Mark.09に連れ去られるシンジを睨む際には使徒封印用呪詛文様の青い十字の光を帯びていた。『破』から14年後、現在はフォースインパクトを目論むNERVへ反抗する武装組織「WILLE(ヴィレ)」に所属、改修されたエヴァ改2号機のパイロットを務め、エヴァ8号機のパイロットである真希波・マリ・イラストリアスとは、任務においてパートナーを組んでおり、お互いに「コネメガネ」「姫(お姫さま)」と呼び合う。 シンジに対しては怒りを見せ、状況が呑み込めていないシンジを「ガキシンジ」「バカガキ」と呼び、一方的になじったりガラス越しに殴ったりしたが、他のNERVクルーとは違いサードインパクトとは別の理由によるものである。その一方で危機的状況に陥った際には思わずシンジの名を呼んだり、脱出したシンジのエントリープラグに肩で息をしながら駆けつけたりなど、シンジへの思慕を示唆する描写もなされている。 シンジがカヲルと共に第13号機でセントラルドグマに向かおうとしていた際には、マリと共に追撃し、第13号機およびアヤナミレイ(仮称)の駆るEVANGELION Mark.09と交戦、AAAヴンダーの乗っ取りを画策するMark.09を阻止するため、改2号機を獣化第4形態(第2種)へ変形させるが、乗っ取りまでの時間が差し迫っていたためやむなく改2号機を自爆、自身はエントリープラグでの脱出によって、フォースインパクトの停止後も生き延び、マリによって第13号機から強制射出されたシンジを発見すると、ヴィレによる救助を求めるため、カヲルが目の前で死んだことで虚脱状態に陥ったシンジを蹴り飛ばし、腕を引いて徒歩で赤い大地へ旅立った。 『Q』の予告編には左目を眼帯で覆い、『破』で着用していたものとは若干異なるプラグスーツで、青空をバックに笑顔で登場した。
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新劇場版:Q
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初号機の覚醒(ニア・サードインパクト)から14年後、EVA第13号機のパイロットとしてNERVに所属している。容姿はシンジやアスカ、マリと同様、14年前のまま(生まれつきか『エヴァの呪縛』によるものかは不明)となっている。14年の時を経て友人も知人もいなくなり、反ネルフ組織「ヴィレ」のメンバーからも冷たくあしらわれ孤独になってしまったシンジに「 僕は君に会うために生まれてきたんだね 」といった言葉をかけたり、ピアノの連弾をしたりすることで仲を深めていく。 14年の間に何があったか知りたいというシンジに対し、世界の惨状を見せて真相を語る。シンジはレイを救おうとした自身の行動が世界を荒廃させた「サードインパクト」に繋がったという現実、そして何よりレイを救えていなかったことに絶望し、心を閉ざしてしまう。第13号機の完成後もシンジはエヴァに乗ることを拒むが、彼の首に付いていたDSSチョーカーを外して自らの首に付け、『ロンギヌスの槍』と『カシウスの槍』、そして第13号機があれば世界を修復できると告げ、「2人でリリンの希望となろう」と励ます。 シンジと共に搭乗した第13号機でセントラルドグマに降下し、アスカとマリの妨害をかいくぐりながらリリスとMark.06に刺さっていた槍を手に取ろうとする。しかしそこにあるはずの槍がカシウスとロンギヌスではなく、2本ともロンギヌスであることに気付き動揺する。シンジを制止するが、彼は強引に槍を手に取ってしまう。その結果、槍が抜かれたMark.06の中から現れた第12の使徒の侵食を受け、カヲル曰く「リリンの王」であるゲンドウの狙いにより第1の使徒から第13の使徒へと堕とされてしまう。そして第13号機は覚醒し、新たな惨劇「フォースインパクト」のトリガーとなってしまう。 世界の修復どころか新たな破壊を誘発したこと、さらにエヴァの覚醒に伴うDSSチョーカーの作動によってカヲルが死んでしまうということに愕然として涙するシンジを慰め、第13号機のコアに2本の槍を突き刺した。「そんな顔をしないで。また会えるよ、シンジ君」という最期の言葉を遺し、その直後、チョーカーの爆発により首を吹き飛ばされて死亡する。カヲルの死により、第13号機の覚醒は収まるもののフォースインパクトの進行は止まらず、ゼーレの保険とされていたシンジの乗るエントリープラグをマリが第13号機から強制射出させたことでガフの扉が閉じ、ようやく収束した。
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