第13作~第15作
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1933年5月、英国出版社デニス・アーチャーからハワードに英国での作品展開に関する連絡が届いた。ハワードは、『象の塔』、『真紅の城砦』を6月15日に送ったが1934年1月、デニス・アーチャーからは、作品に非常に興味を持ったが短編のコレクションではなく長編を書いて欲しいという返事が届いた。 パルプ雑誌作家であり長編をほとんど書いたことの無いハワードは、ショックを受けたもののパルプ雑誌向けの第13作『鋼鉄の悪魔』(1933年10月)、第14作『黒い予言者』(1934年1月)をかき上げながら、デニス・アーチャーに宛てるコナンではない『魔境惑星アルムリック』(1934年2月)を執筆し始めるも途中でやめ、代わってやはりコナンを書き始めた。まず『トムバルクの太鼓』(1934年3月半ば)を執筆し始めるもやめ、過去作を膨らませて第15作『龍の刻』(1934年3月17日~5月)を書き上げた。 『龍の刻』は、過去作『黒い怪獣』と『真紅の城砦』を元にアーサー王伝説の要素を加え、英国展開を踏まえて書かれた。1934年5月20日、ハワードは、この『龍の刻』完成稿をデニス・アーチャーに送ったが11月には、断られ、代わりにウィアードテイルズに送った。ウィアードテイルズは、1935年12月号から『龍の刻』を5回に別けて連載した。
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