第1、第2、第3の哨戒 1944年6月 - 11月とは? わかりやすく解説

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第1、第2、第3の哨戒 1944年6月 - 11月

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/24 20:37 UTC 版)

ブリーム (潜水艦)」の記事における「第1、第2、第3の哨戒 1944年6月 - 11月」の解説

6月1日ブリーム最初哨戒でバッショー (USS Bashaw, SS-241) およびフラウンダー (USS Flounder, SS-251) とともにハルマヘラ島およびモロタイ島近海向かった6月9日午後ブリーム北緯0214東経12757分 / 北緯2.233度 東経127.950度 / 2.233; 127.950のモロタイ水道第3号掃海特務艇護衛する輸送船団発見し魚雷を6本発射して1つ爆発確認し、5,000トン輸送船撃沈報じる実際に船団被害はなく、第3号掃海特務艇水上偵察機からの反撃受けた6月16日午後に北緯0223東経12843分 / 北緯2.383度 東経128.717度 / 2.383; 128.717のハルマヘラ島レライ角近海第5号掃海艇護衛する輸送船団発見し魚雷を6本発射魚雷は2本が陸軍輸送船雄基丸(大連汽船、5,704トン)に命中してこれを撃沈し陸軍輸送船日の出丸(日本食塩、1,916トン)にも魚雷命中させて擱座させた。2日後6月18日ブリーム夜間の浮上哨戒を行うため浮上したところ、甲板油まみれなのに気づく。やがてその原因タンクからの燃料漏出したものであると判断された。6月29日ブリーム29日行動終えてゼーアドラー湾帰投した。 7月21日ブリーム2回目の哨戒ミンダナオ海方面向かった7月29日朝、ブリームの第2エンジンから火災発生したが、およそ10程度消し止められ事なきを得た。しかし、この哨戒ではトロール船など3隻を遠距離発見したのみで攻撃機会もなく、戦果挙げることはなかった。9月6日ブリーム48日間行動終えてフリーマントル帰投した。 10月2日ブリーム3回目の哨戒ルソン島西岸部に向かった10月9日から10日までダーウィン寄港10月23日朝、ブリーム北緯14度00東経11927分 / 北緯14.000度 東経119.450度 / 14.000; 119.450の地点マニラ向けて航行中日本艦隊発見した。この時発見したのは、レイテ島への輸送作戦命じられ第十六戦隊左近允尚正中将)の重巡洋艦青葉軽巡洋艦鬼怒駆逐艦浦波であった。3隻は青葉中心に右舷側に浦波左舷側に鬼怒配してマニラ向かっていた。4時32分、ブリーム青葉向けて魚雷を6本発射し、うち1本が青葉前部機械室命中青葉機械室等を破壊され兵器等も使用不能となり、右に傾斜して大破したブリームその後マニラ近海哨戒続けた10月30日未明ブリームギターロ (USS Guitarro, SS-363) と合流し、ともにルソン島西岸部を北上して哨戒を行うこととした。間もなく北緯1603東経11942分 / 北緯16.050度 東経119.700度 / 16.050; 119.700の地点で6隻から7隻の大型輸送船構成され輸送船団発見し魚雷を6本発射する2つ魚雷爆発音聴取し10,000トン輸送船撃破報じた11月3日レイトン (USS Raton, SS-270) が合流し、3隻のウルフパックとなった11月4日ブリームギターロレイトンウルフパック北緯15度55東経11944分 / 北緯15.917度 東経119.733度 / 15.917; 119.733のルソン島沿岸ダソル(英語版)湾沖でタマ31A号船団発見した。この船団特設運送船香久丸大阪商船、6,806トン)と二等輸送艦4隻で構成されていた。ウルフパック二等輸送艦には目もくれず、香久丸攻め立てた。まずレイトン香久丸に対して魚雷を6本発射した回避された。次にギターロ香久丸に対して魚雷を4本発射し、1本を命中させるブリーム三番手として魚雷を4本発射し、1本が命中し香久丸大火災発生して航行不能となる。その後タマ31A船団接近していたレイ (USS Ray, SS-271) が航行不能香久丸に対して魚雷を2本発射し、2本とも命中させて香久丸撃沈したレイトンタマ31A船団探知していたものの、香久丸撃沈戦果ブリームギターロおよびレイ三等分された。 11月6日朝には、ルソン島サンタクルーズ英語版)沖でマタ31船団発見した。この船団中にはブリーム大破させ日本本土回航中の青葉の他、レイテ沖海戦損傷し日本本土回航される途中だった重巡洋艦熊野もいた。最初に攻撃したのはギターロで、北緯15度55東経11944分 / 北緯15.917度 東経119.733度 / 15.917; 119.733の地点艦首艦尾発射管から魚雷を計10発射し3本を「愛宕重巡洋艦」に命中させたと判定1時間後にはブリーム攻撃の番となり、北緯1601東経11943分 / 北緯16.017度 東経119.717度 / 16.017; 119.717の地点魚雷を4本発射して14,000トン重巡洋艦」に2本命中させたと判定されるレイトンレイブリーム攻撃して1時間後に相前後して攻撃しレイトン魚雷を6本発射して2本か3本熊野命中させたと報告しレイ魚雷を4本発射して、2本を熊野命中させたと報告した夜に入りレイが「被雷した最上巡洋艦はダソル湾に逃げ込んだだろう」と報告した11月8日ブリームグロウラー (USS Growler, SS-215) と会合しSJレーダー英語版)の部品交換するよう命令を受け、11月10日から11日にかけてグロウラーとの会合予定して待機していたが、グロウラーはついに姿を見せなかった。グロウラーSJレーダー調子よくなかったが、不具合報告した直後輸送船団探知して攻撃仕掛け、ついに帰らなかった。代わりに、ガヴィナ (USS Guavina, SS-362) がレーダー部品受領することになり、11月13日会合し部品渡した11月22日ブリーム50日間行動終えてフリーマントル帰投艦長ジェームズL・Pマッカラム中佐アナポリス1935年組)に代わった。

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