第1、第2、第3の哨戒 1944年7月 -
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「バーベル (SS-316)」の記事における「第1、第2、第3の哨戒 1944年7月 -」の解説
7月15日、バーベルは最初の哨戒で日本近海および南西諸島方面に向かった。8月5日昼過ぎ、バーベルは北緯27度34分 東経128度55分 / 北緯27.567度 東経128.917度 / 27.567; 128.917の徳之島南方で、奄美大島から駆潜特務艇3隻を伴って那覇に向かっていた小型貨客船宮古丸(大阪商船、970トン)を発見。魚雷を発射し1本が宮古丸の左舷に命中、宮古丸は船体切断の上轟沈した。4日後の8月9日早朝、バーベルは北緯27度56分 東経128度47分 / 北緯27.933度 東経128.783度 / 27.933; 128.783の地点でミ08船団を発見し、澎湖丸(拿捕船、2,333トン)を撃沈。また、同じ8月9日に沖縄島北方で八義丸(南洋海運、1,937トン)も撃沈した。さらに8月13日には北緯28度31分 東経129度18分 / 北緯28.517度 東経129.300度 / 28.517; 129.300の奄美大島沖で雑用船興安丸(沢山商事、223トン)を撃沈するなど、初陣ながら猛威を振るった。8月21日、バーベルは36日間の行動を終えてマジュロに帰投した。 9月13日、バーベルは2回目の哨戒で日本近海に向かった。9月25日、バーベルは北緯29度46分 東経129度40分 / 北緯29.767度 東経129.667度 / 29.767; 129.667のトカラ列島近海で臨時ナカ502船団の疎開船武洲丸(日之出汽船、1,222トン)を撃沈。その他に千鳥型水雷艇と駆逐艦を撃沈し、中型貨物船と大型タンカーを撃破したと主張した。10月24日、バーベルは40日間の行動を終えてサイパン島に帰投した。 10月30日、バーベルは3回目の哨戒で南シナ海に向かった。11月14日、バーベルは北緯15度10分 東経112度40分 / 北緯15.167度 東経112.667度 / 15.167; 112.667のインドシナ半島バタンガン岬東方海上で、マニラから楡林港に向かっていたマユ10船団を発見。23時15分にまず美崎丸(松岡汽船、4,422トン)を撃沈した後、なおも船団を追跡。日付が変わった11月15日1時過ぎ、北緯15度15分 東経112度10分 / 北緯15.250度 東経112.167度 / 15.250; 112.167の地点での2回目の攻撃で杉山丸(山下汽船、4,379トン)の右舷側に魚雷を命中させて、これを撃沈した。バーベルはオーストラリアに向かった。12月7日、バーベルは38日間の行動を終えてフリーマントルに帰投。艦長がコンデ・L・ラゲット(アナポリス1938年組)に代わった。
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