白鳥省吾とは? わかりやすく解説

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しろとり‐せいご【白鳥省吾】

読み方:しろとりせいご

18901973詩人宮城生まれ民衆詩派を結成し芸術派対立した詩集大地の愛」、評論集民主的文芸の先駆」など。


白鳥省吾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/05 09:58 UTC 版)

白鳥省吾(しらとり せいご)
誕生 白鳥省吾(しろとり せいご)
(1890-02-27) 1890年2月27日
日本 宮城県栗原郡築館町
(現・栗原市築館)
死没 (1973-08-27) 1973年8月27日(83歳没)
日本 東京都新宿区河田町
墓地 多磨霊園
職業 詩人
国籍 日本
活動期間 1910年 - 1973年
文学活動 詩発展
代表作 「耕地を失う日」
「殺戮の殿堂」
など
主な受賞歴 文化功労者千葉県
勲四等瑞宝章日本政府
デビュー作 『世界の一人』
ウィキポータル 文学
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白鳥 省吾(しらとり せいご[注釈 1]1890年2月27日[1] - 1973年8月27日[1])は、日本詩人文人。ヒット曲『星影のワルツ』で知られる、詩人で作詞家の白鳥園枝は二女

人物

省吾が作るは、民衆の内面を描いた物であり、“民衆派詩人”と称されている[2]ウォルト・ホイットマンの作った詩の翻訳でも著名。

旧制宮城県立築館中学校4年生頃からを書くようになる。早稲田大学に入学後、「夜の遊歩」などの詩を収めた詩集『世界の一人』を若山牧水太田水穂前田夕暮の仲介で自費出版し、詩人として文壇にデビューを果たす。『世界の一人』は好評を博し、省吾は一躍名声を高める。

早稲田大学英文科卒業後は、『新少年』・『露西亜評論』・『女学生』など、戦前に発行された雑誌編集者で、詩人の団体「詩話会」の発行する『日本詩集』や、「詩話会」の発行する『日本詩人』の編集委員も歴任する。また、『日本社会詩人詩集』を福田正夫賀川豊彦加藤一夫百田宗治富田砕花と共著、『泰西社会詩人詩集』を福田、百田、富田と共訳し、省吾と共に福田・百田・富田の4人が“民衆派詩人”と呼ばれる契機にもなった。

一方で、靖国神社遊就館をうたった「殺戮の殿堂」(詩集『大地の愛』に1919年収録)は日本を代表する反戦詩として注目を集めた。

晩年は千葉県に居住を構え、亡くなるまで和洋女子大学の教授を勤めていた。音頭社歌小唄民謡歌謡を多数作詞した他、校歌の作詞でも知られ、その数は日本全国で100校を超える[1]。詩集、評論集、随筆等著書も数多く、日本全国に建立された文学碑も30基を超える。

経歴

作品

校歌作詞

脚注

注釈

  1. ^ 「しろとりせいご」は本名の読み方であり、「しらとりしょうご」はペンネーム時の読み方である。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 民衆詩派の詩人 白鳥省吾(しろとり せいご)|宮城県栗原市”. www.kuriharacity.jp. 栗原市. 2022年11月25日閲覧。
  2. ^ 稲毛海岸 宮城県 2008年7月22日作成
  3. ^ 岩井寛『作家の臨終・墓碑事典』(東京堂出版、1997年)173頁
  4. ^ 仙台市立宮城野中学校 学校沿革史
  5. ^ 仙台市立第二中学校校歌
  6. ^ 東華中・沿革史
  7. ^ 君津市立君津中学校トップページ>学校案内>沿革
  8. ^ 栗原市立若柳中学校 令和2年度学校要覧

関連項目

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