登場する恐竜種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/21 14:33 UTC 版)
トリケラトプス(三本角) 進化を続けて、ついには史上最強の植物食動物となった種。健康な成体ならば、たとえティランノサウルスでも命懸けで狙おうとは考えない相手である。時に肉や昆虫も摂取する雑食性として描かれている。雄が群れの雌や子供を守るために戦うという生態。 デザインは過去作『DINO2』や『竜の国のユタ』を踏襲。幼体と成体では姿が異なり、幼体のデザインは『DINO2』のもの。 キャラクターとして描くという都合上、個体ごとの描き分けおよび漫画的なデフォルメ化が行われている(表情もある)。単行本3巻末にはリアルに描いた場合のアルや成体トリケラトプスが掲載されている。 ティランノサウルス・レクス 基本的には過去作のデザインを踏襲。過去作と異なり、表記はティランノサウルスとなっている。 成体の全長は12メートル程。牙王は16メートルにも達する。 生態系の頂点。肉ならば何でも、同種の死体であっても食べる。死体を骨ごと食べることで巨体化を成し遂げるという生存戦略を取った。狩りも行うものの、危険を伴うので積極的ではない。ゆえに狩りを代行して餌を仕留めてくれる牙王の後に従うのである。雌雄の生態差は特に描かれていない(牙王配下のモブ竜の口調は、男チンピラ風ではある)。 かなりの速度での走行が可能であるが、転倒による大ダメージの危険度が高すぎて、抑えて走らざるをえない。幼体は体に縞があり、羽毛が生えている。 ナノティランヌス・ランスエンシス(柄つき) 全長は5メートル程、ティランノサウルスの半分ほどの中型肉食恐竜。狩りに特化した進化を遂げ、咬筋と脚力に優れる。異称の通り、胴体に模様がある。 頭頂から背にかけて、羽毛が突起状に並ぶ。これは過去作『竜の国のユタ』とは異なるデザイン。 この種をティランノサウルスの亜成体だとする説も強くあるが、本作品では別種としている。「慈円」の名前はジェーン標本から。 パキケファロサウルス・ワイオミンゲンシス(大頭) 世界最大の厚頭竜(堅頭竜)。頭突きの進化を経て、胴体にも装甲板が発達している。山に住まう。 前作主人公の騎竜であり、本作では悪役としてリファインされている。モデルは『七人の侍』の野武士で、頭部や体は甲冑を意識したデザイン。親玉のホシカブト=星兜も兜の型名から。 トリケラトプス同様の雑食性。小動物の肉を食べるシーンなどは、悪役演出に貢献している。 ドラコレクス(棘頭) 山に住まう。幼体、成体、老竜が登場している。 ドロマエオサウルス類(跳竜) フィリップ・カリーの「カンガルー跳び」仮説が採用されており、飛び跳ねながら走る。鳥に近い種であるため、鳥と会話することができる。 ワニ(種不明) デイノスクスの生き残り、または後継種。魔洞に巨大個体が生息する他、大曲の水辺には群れで営巣している。非恐竜種であるため、言葉を発さずアルたちとは意思疎通が不可能な異種生物と表現されている。
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