登場する悪魔のリスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/27 17:44 UTC 版)
他の多くのグリモワールと同様に、『大奥義書』にも悪魔の階級構造が紹介されている。本書によれば、地獄は三柱の精霊が支配している。 支配者たる三精霊階級精霊の名前皇帝ルシファー 君主ベルゼビュート 大公爵アスタロト そして、これらの支配者の配下に六柱の上級精霊があり、これら上級精霊が三柱ずつ合計十八の精霊を指揮しているという。 六柱の上級精霊とその配下階級精霊の名前配下の精霊の名前宰相ルキフゲ・ロフォカレ バエル アガレス マルバス 大将サタナキア プルスラス アモン バルバトス 司令官アガリアレプト ブエル グソイン ボティス 中将フルーレティ バティム ピュルサン エリゴル 旅団長サルガタナス ゾレイ ウァレファル ファライー 少将、総監督官ネビロス アイペロス ナベルス グラシャラボラス 他にも何百万という精霊たちがいて、これらの上級精霊たちに仕えているという。しかし、それらの下級精霊たちに何かを命じる場合には六柱の上級精霊を通じて行えば済むため、下級精霊たちの名を挙げることに意味はないとして紹介はなされていない。 『大奥義書』に挙げられている悪魔・精霊の名前は、他のグリモワールと共通が見られる。三人の支配者および六柱の上級精霊の名は、ルキフゲ・ロフォカレを除いて『真正奥義書』と共通している。また、六柱の上級精霊に仕える十八の精霊の名は、『ゴエティア』および『悪魔の偽王国』に挙げられるものである。特に『悪魔の偽王国』とは名前の記載順序が完全に一致している。
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