中井弘
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中井 弘（なかい ひろし / ひろむ[注 1]、1839年1月14日（天保9年11月29日）- 1894年（明治27年）10月10日）は、日本の武士（薩摩藩士）、外交官、政治家である。号は桜洲（桜州山人）。別名：横山休之進、鮫島雲城、後藤休次郎、田中幸介、中井弘蔵。書家としても知られる。鹿鳴館の名付け親でもある。著書に『合衆国憲法略記』『西洋紀行航海新説』『魯西亜土耳其漫遊記程』などがある。逸話が多く、明治の怪傑、奇人、滑稽家として知られた[2][3]。
注釈
- ^ 『中井桜洲 明治の元勲に最も頼られた名参謀』（屋敷茂雄）には読み方はひろしではなく「ひろむ」が正しいと書かれているが、他の多くの文献は「ひろし」をとっている。
- ^ 平成20年（2008年）の科学警察研究所の鑑定書では、正確には「別人と判定するに足る形態学的相違点は認められない」「両者を同一人と判定する上で有効な形態学的類似所見が散見される」と記されており、最終的に「同一人の可能性がある」と結論づけている。
- ^ 鈴木かほる「龍馬が愛した女たち-お龍を中心に-」（『坂本龍馬伝』、新人物往来社、平成21年（2009年）掲載）では「警察庁科学警察研究所による確たる検証結果が得られなかった」とコメントしている。
出典
- ^ 『官報』第2182号、明治23年10月6日。
- ^ すねもの奇人変人樋口紅陽 著 (日本書院, 1921)
- ^ 滑稽日本史町田柳塘, 樋口麗陽, 晴光館, 1920
- ^ a b c d 超常識と没常識 : 人間の裏と表蒼海楼主人, 東海山人, 日本書院, 大正9
- ^ 中井桜洲横山詠太郎、1926年
- ^ a b 林竹二「森有礼研究(第二)森有礼とキリスト教」『研究年報』第16巻、東北大学教育学部、1968年、99-175頁、ISSN 0493-3958、CRID 1050282677703025920。
- ^ a b c 『大宰相・原敬』福田和也、p147
- ^ 幕末志士の英国体験記：Nakai Hiromu Experiencing England エレノア・ロビンソン 愛知県立大学外国語学部 2012年11月17日
- ^ 『官報』第2195号、明治23年10月22日。
- ^ 『大宰相・原敬』福田和也、p19
- ^ 昭和57年（1982年）12月22日付高知新聞
- ^ 『若い日の「お龍さん」写真は本物? 警察庁科警研が鑑定』（平成20年（2008年）5月15日付読売新聞）
- ^ 『やっぱりお龍さん? 写真の女性、龍馬の妻の「可能性」』（平成20年（2008年）5月16日付朝日新聞）
- ^ 『お龍：異論あった若い写真「別人の根拠なし」』（平成20年（2008年）5月15日付毎日新聞）
- ^ 『若き日の龍馬の妻と「同一人の可能性」科警研』（平成20年（2008年）5月15日付産経新聞）
- ^ 森重和雄「古写真探偵 龍馬が愛したおりょうさん」（『歴史通』平成23年（2011年）7月号掲載）
- ^ 『官報』第1003号「叙任及辞令」1886年11月1日。
- ^ 『官報』第354号「叙任及辞令」1884年9月1日。
- ^ 『官報』第544号「賞勲叙任」1885年4月28日。
- ^ 『官報』第1476号「叙任及辞令」1888年6月2日。
- ^ 『官報』第1929号「叙任及辞令」1889年12月2日。
- ^ 『官報』第3387号「叙任及辞令」1894年10月10日。
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