中野健明とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 中野健明の意味・解説 

中野健明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/23 06:46 UTC 版)

中野健明

中野 健明(なかの けんめい / たけあき / たけあきら、1844年11月4日天保15年9月24日) - 1898年5月11日)は、幕末佐賀藩士明治外交官大蔵官僚。幼名・剛太郎。ルイ・ヴィトンの鞄を日本人として2番目に購入した人物[1]

経歴

佐賀藩士・中野中太夫の二男として生まれる。維新後に新政府に出仕し、明治2年8月1869年9-10月)、大学校中助教兼中寮長に就任。大学大寮長を経て、同年9月(10-11月)に外務少丞となる。以後、神奈川県大参事司法少判事、外務権大丞、司法権中判事などを歴任。明治4年11月1871年12月)、岩倉使節団に随行し欧米に遣わされた。

1873年8月に帰国し、同年11月、外務一等書記官としてフランス公使館在勤を命ぜられる。1878年7月に帰国。1879年1月、外務権大書記官・公信局副長に就任。公信局長心得を経て、1880年3月、オランダ公使館在勤となり、1882年5月に帰国した。

1882年6月、大蔵省に転じ大蔵大書記官に就任。以後、関税局長、一等主税官・第一部長、関税局長、主税局長などを歴任した。

1890年1月、長崎県知事に就任し、1893年1月、神奈川県知事に転任。1898年5月、現職で死去した。享年55。

栄典

位階
勲章等

親族

脚注

  1. ^ ルイ・ヴィトン パリ本店の顧客名簿によると購入者の順は、鮫島尚信が1番、中野健明が2番、板垣退助が3番、後藤象二郎が4番となるが、鞄が現存するのは板垣のみ。板垣は鞄が現存するヴィトン顧客として日本人最古である。(NPO法人板垣会会報第3号)
  2. ^ 『官報』第1976号「叙任及辞令」1890年2月3日。
  3. ^ 『官報』第3491号「叙任及辞令」1895年2月21日。
  4. ^ 『官報』第1324号、「叙任及辞令」1887年11月26日。
  5. ^ 『官報』第1932号「叙任及辞令」1889年12月5日。
  6. ^ 参考文献『幕末維新人名事典』699頁。
  7. ^ 『人事興信録 第16版 下』(人事興信所、1951年)や57頁

参考文献





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「中野健明」の関連用語

中野健明のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



中野健明のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの中野健明 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS