中野停留場とは? わかりやすく解説

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中野停留場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/22 09:06 UTC 版)

中野停留場
なかの
NAKANO
駒川町 (0.5 km)
(1.1 km) 西平野
西は駒川中野駅
所在地 大阪市東住吉区中野通
所属事業者 南海電気鉄道
所属路線 平野線
キロ程 4.3 km(今池起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1914年大正3年)4月26日
廃止年月日 1980年昭和55年)11月28日
備考 所在地は、1980年の新住居表示以前の地名
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中野停留場(なかのていりゅうじょう)は、かつて大阪府大阪市東住吉区にあった南海電気鉄道平野線電停)である。

概要

現在の阪神高速14号松原線沿いの、大阪シティバス「針中野1丁目」バス停(平野線運行当時は「中野駅前」バス停)脇の高架下の公園が、当駅の上りホーム(今池方面行)の跡地である。公園の西端の交差点を挟んで、北側に下り(平野行)ホームが千鳥配置された。上りホームは阪神高速道路の建設に伴い若干移設されたが、下りホームは開業当時のホームが、ほぼそのままの趣きで営業廃止まで使用された。

阪神高速道路の工事に伴う線路の移設までは、平野側に渡り線が存在した。また、その頃までは上り線ホームに売店があり、乗車券も販売されていたが、その後なくなっている。

隣の駒川町停留場から当駅の区間にかけて、阪神高速道路の高架脚が、2本で跨ぐタイプから1本脚になる部分がある。よく見ると、その1本脚は中心が少しずれており、長めに腕が出ている方が、平野線軌道上だった名残である。これは、阿倍野方面からここまで、阪神高速道路の高架に寄り添ってきた平野線の軌道が、高架の下に潜った部分を示す。阪神高速工事中・工事完了後の当駅 - 西平野間は、高架道路の真下を電車が走った[注釈 1]。鉄道高架ではないとはいえ、営業中の鉄道路線で直上高架工事が施工された例である。また、阪神高速14号松原線の地下には、平野線の代替となる大阪市営地下鉄谷町線(現・Osaka Metro谷町線)が走ることとなった。南海平野線の運行最終日と、谷町線の代替区間の営業開始は同じ日だったので、1980年(昭和55年)11月27日の1日に限り、地下鉄・(地上の)平野線・そして高架に高速道路が同時に存在・営業したことになる。

歴史

年表

駅名の由来

  • 旧「中野村」域に所在したため(明治期の合併により開業時は「南百済村」に所在)。中野の地名は、平安時代から今も続く「中野小児鍼」で古くから知られており、その後開通した近鉄南大阪線針中野駅」の駅名の由来ともなった。現在も針中野3丁目に、鍼への道と当駅への分岐を示す道標が残る。石の道標には、平野線開業の4月に、当時の院長が建立したと思われる文字が刻まれている。

停留場構造

千鳥式ホーム2面2線を有する地上駅であった。

のりば

のりば 路線 方向 方面 行先
  平野線 上り 阪堺線直通:田辺阿倍野今池方面 恵美須町
上町線直通:田辺・阿倍野・天王寺駅前方面 天王寺駅前
  下り 平野方面 平野

停留場周辺

隣の停留場

南海電気鉄道
平野線
駒川町停留場 - 中野停留場 - 西平野停留場

脚注

注釈

  1. ^ 高架の橋脚は2本で軌道を跨ぐ形になる。

出典

関連項目




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