中井康之とは? わかりやすく解説

中井康之

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/02 03:18 UTC 版)

中井 康之
基本情報
国籍 日本
出身地 京都府京都市右京区
生年月日 (1954-08-07) 1954年8月7日
没年月日 (2014-08-09) 2014年8月9日(60歳没)
身長
体重
180 cm
80 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手投手
プロ入り 1972年 ドラフト1位
初出場 1979年4月7日
最終出場 1984年4月20日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

中井 康之(なかい やすゆき、1954年8月7日 - 2014年8月9日)は、京都府京都市出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。

来歴・人物

京都市立西京商業高等学校では、1972年夏の京滋大会京都予選準々決勝に進出。花園高斉藤明雄投手と投げ合い、延長16回の熱戦の末に6-4で勝利。しかし準決勝で西舞鶴高に敗退し、甲子園には届かなかった。本格派で速球を武器に通算26試合で計234三振を奪った。同年のドラフト1位で巨人に指名され入団[1]。当時のエース・堀内恒夫によく似たタイプと言われていた。

投手として入団も、肩の故障により1978年から外野手へ転向。同年のイースタン・リーグでは首位打者打点王の二冠に輝く。

1979年から一軍に定着、4月11日の阪神戦では球団史上初の初打席初本塁打を記録している。同年は92試合に出場、打率.257の記録を残す。同年オフの長嶋茂雄監督による「地獄の伊東キャンプ」にも参加する。その後も主に外野の守備固めや代走で起用される。

1981年の日本シリーズには6試合に出場。第5戦では2番打者として先発し5打数2安打、8年ぶりの日本一に貢献した。

1984年限りで現役引退。

引退後は東京都文京区の護国寺に居酒屋「護国寺なかい」を開業。2007年からは店舗を港区芝大門に移転(店名は「芝大門なかい」に変更、現在は閉店)[2]。居酒屋の開店に際して、看板や箸袋の店名を長嶋茂雄に揮毫してもらった。長嶋の揮毫した看板は移転後も(「護国寺」の部分を省いて)使用されていた。

2014年8月9日午前4時30分、神奈川県内の病院で食道がんのため死去[3]。60歳没。

8月12日に通夜、翌13日に告別式が営まれた。

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
1979 巨人 92 79 74 11 19 3 2 1 29 10 4 3 2 0 2 0 1 11 2 .257 .286 .392 .678
1980 80 36 28 8 5 2 0 0 7 1 3 0 5 0 2 0 1 6 0 .179 .258 .250 .508
1981 84 31 29 4 8 1 0 1 12 4 3 2 0 1 1 0 0 6 1 .276 .290 .414 .704
1982 53 16 14 3 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 1 2 0 .071 .188 .071 .259
1983 72 35 31 8 5 0 0 1 8 4 0 0 3 0 1 0 0 5 1 .161 .188 .258 .446
1984 9 11 9 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 1 .111 .200 .111 .311
通算:6年 390 208 185 34 39 6 2 3 58 19 10 5 11 1 7 0 4 30 5 .211 .254 .314 .567

記録

背番号

  • 48(1973年 - 1978年)
  • 39(1979年)
  • 36(1980年 - 1984年)

備考

脚注

  1. ^ 【訃報】元巨人の中井康之さん死去”. 日東スポweb (2014年8月9日). 2020年8月8日閲覧。
  2. ^ 元巨人・中井康之「芝大門なかい」/引退後記”. 日刊スポーツ (2010年6月3日). 2011年3月15日閲覧。
  3. ^ 元巨人の中井康之さんが食道がんで死去 日刊スポーツ 2014年8月9日閲覧

関連項目

外部リンク





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