王道会直系 剛野組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 04:13 UTC 版)
「白竜 (漫画)」の記事における「王道会直系 剛野組」の解説
剛野 一成(ごうの かずなり) 王道会本家理事長・剛野組組長。42歳。王道会のNO.2であり、事実上六本木を取り仕切る大幹部。黒須組が六本木に事務所を構えた直後には自ら出向いて出て行くように命令するが、白竜の戦略により1度は退くことになる。また、自身が苦戦していた地上げを白竜が簡単に解決したことで結果的に下手を打ってしまうが、取引相手の社長に制止されて渋々矛を収めた。その後は若頭赤石の謀反(立場を無視した躾による怒りと本人の野心が原因)で経営する裏カジノが襲撃され、自身の非を認めながらも極道としてのケジメをつけるために赤石を射殺する。 自他共に認める超武闘派で、体を鍛え上げているが、黒須からは「キン肉マン」と呼ばれた事もある。普段はワンマンタイプで風下に立つことが大嫌いだが、筋の通らないことは決してやらず薬物も禁じている。カジノ襲撃事件以降も白竜と事あるごとに戦っており、毎回手玉に取られるも決着らしい決着は着いていない。我慢すると身体中に蕁麻疹が出る。ヒロシの一件で意図せずゲイに目覚めてしまったことを窺わせたが、詳細は不明。大城からは厚い信任を受けて次代の王道会を継ぐべき者として指名されている。 『HADOU』でも登場し、相変わらず白竜に手玉に取られることもあるが、一方で友好的とは言えないまでも黒須組とはある程度話が通じる関係になりつつあり、初期の激しい抗争状態という緊張感は薄れてきている。大城の引退宣言及び跡目の指名を受けて有頂天になっていたが、胃癌を宣告されて弱ってしまった。自分がいなくなった後の王道会の将来を憂い、断腸の思いで外様の白竜に王道会会長になってくれるよう懇願したが胃癌が誤診だったため、事なきを得た(誤診した医者には鉄拳を喰らわせた)。なお、王道会の跡目の話は引退生活に飽きた大城が戻ってきたため、白紙に戻ってしまった。また、白竜によると歯槽膿漏を患っており、彼から口臭を指摘されたことと「放置していれば命に関わる」と言われて治療した模様。しかし、それでも組員達には「魚臭い」と言われるなど口臭に悩まされていることを窺わせた。 赤石 誠(あかし まこと) 王道会剛野組若頭。32歳。厳しすぎる剛野に反発し、六本木に巣喰う不良外国人を使って剛野のカジノを襲わせ黒須組を犯人に仕立て上げる事によって剛野を失脚させようとするが、白竜によって計画が暴かれ真犯人の不良外国人と共に剛野に射殺された。 柳川 晶(やながわ あきら) 王道会剛野組若頭補佐(初登場時・後に若頭に昇格)。28歳。剛野には忠実であり、血の気が多く武闘に走りがちな剛野を良く抑える。剛野も赤石の件で多少反省したのか、彼の進言は比較的聞き入れている。赤石亡き後剛野組の若頭はしばらく不在だったようだが、特別編にて彼が若頭に昇格している。 佐々木次郎(ささき じろう) 王道会剛野組幹部。32歳。白竜を探し回っていたときに偶然彼と鉢合わせ、揉めるも発砲されて舎弟共々失禁した。また、剛野の命令で六本木のラーメン屋の土地買収を担当した。サディストで赤石の命令でケンジの拷問を行なったが、白竜に報復されて殺された。 吉岡 又一(よしおか またかず) 王道会剛野組組員。24歳。佐々木、伊藤とともに白竜と揉めるも発砲されて失禁した。 伊藤 三次(いとう さんじ) 王道会剛野組組員。23歳。佐々木、吉岡とともに白竜と揉めるも発砲されて失禁した。また、明美という妻がいるらしく、彼女に手を出し、「尻軽」と呼んだ兄貴分の代々木と喧嘩をして柳川に止められていた。その後は代々木が剛野によって病院送りにされたことで和解した模様。 代々木(よよぎ) 王道会剛野組組員。伊藤の兄貴分で彼の妻に手を出したらしく、伊藤と喧嘩になっていたが、大城の後妻・安奈に大城の浮気矯正を命じられていた剛野に病院送りにされた。その後は伊藤と和解した模様。 柿崎 忠義(かきざき ただよし) 極道ではないが、王道会剛野組が経営するカジノ「ゴージャス」の支配人。48歳。虚言癖や誇張癖があり、発言に矛盾を生じさせる。そのため、しばしば剛野にその矛盾点を問い詰められては殴られている。 トニー青木(あおき) 赤石が秘密裏に抱えている不良外国人の1人。薬物の売人で3人の中では唯一完璧な日本語を話す。ダンスが上手く、女性からモテている描写がある。普段は気弱なフリをしているが、自身に絡んできたチンピラを裏で殺害するなど本性は残忍で執念深い。カルロス、ハロルドと共に赤石の指示を受けて「ゴージャス」を襲撃する。その後は高飛びする予定だったが欲をかいてしまい、他の剛野組系列のカジノを襲撃しようとしたところを白竜に捕まり、最後は剛野に射殺された。 カルロス・アウグスト・リベイロ 赤石が秘密裏に抱えている不良外国人の1人。ルックスが良く、普段はホストクラブで働いている。トニー、ハロルド共に赤石の指示を受けて「ゴージャス」を襲撃する。その後は高飛びする予定だったが欲をかいてしまい、他の剛野組系列のカジノを襲撃しようとしたところを白竜に捕まり、最後は剛野に射殺された。 ハロルド・ジ・アシス・モレイラ 赤石が秘密裏に抱えている不良外国人の1人。3人の中では最も体格が良く、人を片手で持ち上げたり、裏拳で吹っ飛ばす程の怪力の持ち主。普段はクラブやパブの用心棒として働いている。トニー、カルロスと共に赤石の指示を受けて「ゴージャス」を襲撃する。その後は高飛びする予定だったが欲をかいてしまい、他の剛野組系列のカジノを襲撃しようとしたところを白竜に捕まり、最後は剛野に射殺された。
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