燕雀探偵社(ロキ一家)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 14:35 UTC 版)
「魔探偵ロキ」の記事における「燕雀探偵社(ロキ一家)」の解説
フェンリル 声 - 野島裕史 見た目は普通の黒い犬だが、正体はロキの息子で、三匹のモンスターの長男である魔狼フェンリルである。闇野と同じくファザコンである。 ロキのいる時といない時では態度や姿形が極端に違う。鳴神とは馬が合ったらしく、意気投合する。ちなみに鳴神には「チャーハン」とあだ名で呼ばれている。 オーディンにより雪山に繋がれていたが、何者かによって(アニメ版ではヘルによる)解放される。その後、ウルドに導かれて人間界にやって来た。繋がれていた間にすっかり性格がひねくれてしまったらしい。 ロキのことは本人の前では「ダディ」、ロキがいない時は「オヤジ」と呼ぶ。ロキが神界の王になるだろうと信じている。 フェンリルの言葉は普通の人間には「ほとばしる旋律」のように聴こえる。そのため一度ペットショップの店長に、珍しい犬として誘拐されたことも。 作者の木下は、作中でロキの次に愛着があるかもしれないと語っており、ロキがいないときのヤサグレ犬の方が描いていて楽しいとも語っている。 ヘル 声 - 南央美 ロキの娘で、三匹のモンスターの長女である地獄の番人ヘルである。他の兄弟と同じくファザコンである。 生まれつき半身が腐食しており、人間界の空気には耐えられないためにロキは人間界に行く際、闇野だけを連れて行った。自分は連れて行って貰えなかった為にロキに捨てられたと思いこみ、そこをオーディンに付け入られてロキを殺しに来る。ロキから本当は愛されている事を諭され、殺そうとしたことを謝罪したが、上述の通り人間界の空気に耐え切れず滅んでしまった。ラグナロクの時にスピカと共に冥界から現れる。 ロキのことは「お父様」と呼び、闇野のことは「ヨルムンガンド」と呼ぶ。闇野だけがロキに連れて行って貰えた事に嫉妬して闇野を刺すなど、ヤンデレの気がある。特異な体質を克服するためにありとあらゆる世界の本を読んできたため、かなりの博識である。 作者の木下は、メガネっ娘好きで、その趣味からメガネっ娘キャラ欲しさにヘルに眼鏡をかけさしてしまい、ロキ一家メガネ説が出てしまった、とのこと。 スピカ R編第1話から登場する。ロキが神界から落とされる前に、付き合っていた巨人族の女アングルボダであり、ミドガルズオルム・ヘル・フェンリルの母親である。 オーディンから取り引きを持ちかけられ、神界からオーディンの呪いとともにやって来る。食い逃げ犯として逃げていたところをロキに拾われ、燕雀社探偵社でメイドとして居候の身となる。なお、このときは呪いのせいで喋れなかったため、ロキにスピカという仮名を命名される。その後、無事に呪いは解け、家族と共に暮らし始める。また、呪いが解けた途端、ロキが彼女の本当の名前を呼ぼうとした時には「私…スピカがいい…」と答えたため、以降は正式に「スピカ」として生活する。 典型的なドジっ娘で、何もない所でこけたり掃除をしていてロキの椅子の足を折ったりしてしまっている。また、巨人族故にかなりの大食いでもある。強い霊媒体質でもあり、一度とある婦人の霊に身体を乗っ取られたことがある。また、極端に無口で、喋るシーンが少ない。繭良は彼女と仲良くなろうとして、挨拶しても無視され困惑していた。後に繭良が彼女に餌付けしてからは仲良くなった模様。 ウトガルドロキが人間界に降臨した時に彼と接触し、昏睡状態に陥る。眠りが覚めたのも束の間で、彼女はすでにこの世にはおらず、霊魂のみの存在であったために消えてしまった。後にヘルと共にロキの前に姿を現す。 アニメでは、26話(最終話)のラストカットに声なしで登場。しかしその登場シーンは、「終わり」ではなく、「新たな始まり」を連想させるようなものだった。 作者の木下は、『R』での新キャラということで、結構細かくキャラデザしたことと、「ショートボブのくるくるヘアー」は昔からやってみたい髪型だった理由から描いていて楽しいと語っている。 えっちゃん 声 - 福圓美里 / 佐久間紅美 ロキが降霊術を使い失敗したことで、現れた式神、自分より小さいものに自在に変化できる。 魔を吸収でき、その魔をロキに送るために、体の一部を使って、ヴェンダルディーがドラウプニルの腕輪を作った。その後、ドラウプニルはロキによってレイヴァテイン(杖)に加工された。単行本のカバー下(新装版では巻末ページ)ではお菓子にも加工されていたが味の方は美味しいとは言えないようだ。 まゆらなどの普通の人間には見えずロキや、その家族、神々や一部の霊感が強い人間にのみ見える。登場当初は1体ではなく複数登場していた。 名前の由来は、ロキ曰く「偉いからえっちゃん」。なお、えっちゃんと呼ぶのはロキのみで、その他の人物には「ぷにゃん」「プニャラ」「ぷにゃお」などと呼ばれる。 作者の木下は、絵柄的にロキ一人で淋しいときに添えてあげるキャラであり、また闇野はえっちゃんの言葉を理解しているが、ロキは理解しているかどうかはわからない、とのこと。
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