樋口陽一とは? わかりやすく解説

樋口陽一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/31 00:19 UTC 版)

樋口 陽一(ひぐち よういち、1934年9月10日[注釈 1] - )は、日本法学者。専門は憲法。学位は法学博士東北大学・1964年)。東北大学名誉教授東京大学名誉教授、日本学士院会員、日仏会館名誉理事長[8]。東北大学法学部教授、東京大学法学部教授、上智大学法学部教授、上智大学社会正義研究所所長、早稲田大学法学部特任教授などを歴任した。清宮四郎門下。弟子に渡邊康行山元一石川健治蟻川恒正毛利透など。


注釈

  1. ^ a b 実際の出生日は1934年9月9日[7]であるが、出生届に記された戸籍上の日付に拠る。ちなみに「陽一」の名は「重陽」の節句(旧暦9月9日)から1字を取って付けたもの[7]
  2. ^ 勁草書房より刊行。第三版まで刊行を担ってきた創文社の廃業による。
  3. ^ 現代法律学全集の第2巻としては、初期に橋本公亘著の『憲法』(1972年/改訂版、1976年)が刊行され、後にこれに代わる『憲法』(上巻を樋口、下巻を佐藤幸治が分担)が刊行される予定であったが、同全集の続刊の刊行中止[26]を経て樋口著『憲法I』が第2巻となっている[27]
  4. ^ フランス語による著作物。
  5. ^ フランス語による著作物。
  6. ^ フランス語による著作物、邦題は「日本の立憲主義とその諸問題――比較的アプローチ」。
  7. ^ フランス語による著作物、邦題は「日本における国家と個人」。社会科学高等研究院の出版部門から刊行。
  8. ^ 清宮四郎の著作論文の選集

出典

  1. ^ 『文部省職員録』(昭和6年10月1日現在)文部大臣官房秘書課、1931年12月、234頁。NDLJP:1711312/125 
  2. ^ 『紳士興信録』(昭和8年版)内外電報通信社、人物評論社、1932年11月、宮城県の部 18頁。NDLJP:1174557/984 
  3. ^ 樋口 & 蟻川 2024, pp. 20–22.
  4. ^ 全国憲法研究会 編『五月三日の本』日本評論社、1985年5月、130頁。NDLJP:11932958/71。"新制・仙台東華中学校の第一期生"。 
  5. ^ Organs of the IACL” (英語). IACL-AIDC.org (2012年9月7日). 2024年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月3日閲覧。
  6. ^ a b c 法学者の樋口陽一氏がレジオン・ドヌール勲章を受章(在日フランス大使館Webサイト) - ウェイバックマシン(2019年5月3日アーカイブ分)
  7. ^ a b 樋口陽一「会社と社会――または「九犬会」のこと」『時の法令』第1191号、株式会社朝陽会、1983年9月23日、2-3頁、NDLJP:2784780/3 2784780/3 
  8. ^ 運営体制日仏会館
  9. ^ (人生の贈りもの)わたしの半生 憲法学者・樋口陽一さん:2 81歳”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社 (2016年5月31日). 2016年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月1日閲覧。
  10. ^ a b Liste des titres de docteur honoris causa décernés par l'université” (フランス語). パリ第2大学. 2022年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月9日閲覧。 “Monsieur Yoïchi HIGUCHI, professeur à l'Université de Tokyo”
  11. ^ 賞歴を参照。
  12. ^ 科学研究費助成事業データベース 国立情報学研究所
  13. ^ a b 日本学士院会員情報 - 樋口陽一 - ウェイバックマシン(2023年2月9日アーカイブ分)
  14. ^ (人生の贈りもの)わたしの半生 憲法学者・樋口陽一さん:6 81歳”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社 (2016年6月6日). 2016年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月6日閲覧。
  15. ^ a b 樋口 & 蟻川 2024, p. 37.
  16. ^ 仙台一高出身の樋口陽一氏「文太さん、ひさし君、また」”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社 (2014年12月28日). 2015年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月30日閲覧。
  17. ^ 樋口陽一「ルネ・カピタン先生(本院客員1960–1970)のこと」『日本学士院ニュースレター』第13号、日本学士院、2014年4月、12頁。 
  18. ^ 樋口陽一”. 著者・訳者から探す. みすず書房. 2023年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月9日閲覧。
  19. ^ 樋口 & 蟻川 2024, pp. 94–95.
  20. ^ 日本学士院新会員の選定について - ウェイバックマシン(2000年3月9日アーカイブ分)
  21. ^ 樋口 & 蟻川 2024, p. 138.
  22. ^ 役員(財団法人 日仏会館) - ウェイバックマシン(2007年7月20日アーカイブ分)
  23. ^ 日本学士院賞受賞者(東北大学webサイト)(2022年11月10日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  24. ^ 授賞一覧 - 第65回(昭和50年6月2日)”. 日本学士院. 2024年4月16日閲覧。
  25. ^ 樋口 & 蟻川 2024, p. 158.
  26. ^ シリーズ検索(青林書院サイト) - ウェイバックマシン(2012年11月17日アーカイブ分)"本シリーズは改訂作業中の書籍を除き,続刊の刊行を中止させて頂くこととなりました。どうぞご了承下さい"
  27. ^ 現代法律学全集”. 青林書院. 2024年4月3日閲覧。


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