旧居留地十五番館とは? わかりやすく解説

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旧居留地十五番館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/07 00:59 UTC 版)

旧居留地十五番館
情報
旧名称 アメリカ合衆国領事館
用途 レストラン
旧用途 アメリカ合衆国領事館
管理運営 ノザワ
構造形式 木骨煉瓦造、二階建、桟瓦葺
建築面積 170.94 m²
階数 地上2階建
竣工 1880年
所在地 650-0035
兵庫県神戸市中央区浪花町15番地
座標 北緯34度41分14.3秒 東経135度11分32.3秒 / 北緯34.687306度 東経135.192306度 / 34.687306; 135.192306 (旧居留地十五番館)座標: 北緯34度41分14.3秒 東経135度11分32.3秒 / 北緯34.687306度 東経135.192306度 / 34.687306; 135.192306 (旧居留地十五番館)
文化財 国の重要文化財
指定・登録等日 1989年平成1年)5月19日
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正面
東入口
ライトアップされた館
東側
阪神淡路大震災直後

旧居留地十五番館(きゅうきょりゅうちじゅうごばんかん)は、兵庫県神戸市中央区旧居留地にある西洋館。旧アメリカ合衆国領事館

旧居留地に唯一現存する居留地時代(1868年1899年)の建築物で、国の重要文化財にも指定されており、当時の街区境界の煉瓦塀や石柱などとともに保存されている。重要文化財指定名称は「旧神戸居留地十五番館」。

館は神戸市立博物館の西向かいに位置する。館の東玄関脇の歩道には日本最古の近代下水道である「旧神戸居留地煉瓦造下水道」(工事期間1868年 - 1872年)の遺構(国の登録有形文化財)が展示されている。

日没から23時までライトアップされる。

歴史

1880年頃、アメリカ合衆国領事館として建てられたもので、その後、商館等として使用されていた。現在は株式会社ノザワの所有になっている。1995年阪神・淡路大震災において全壊してしまったが、元の建材で明治時代の建築技術および最新の免震技術を導入した復元工事が行われて1998年に完成した。この工事のとき、創建当時の塗装色に変更され、木柵と門扉も再建されている。

施設

  • レストラン[TOOTHTOOTH maison15th]が2012年9月15日より営業中

建築概要

2階の南正面にはベランダを設け、屋根上には左右2つの三角形のペディメント(破風)を設ける。建物東側にアーチ形の入口があり、1階内部は廊下の途中にイオニア式円柱とアーチを組み合わせたセルリアーナがある。2階ベランダ部分は、後の改造により室内に取り込まれていたが、阪神・淡路大震災後の復旧に際して、元通りベランダに復元された。

当建物の西側には、隣の「居留地十六番」との境界の煉瓦塀と境界石柱(「16・15 」と刻まれている)が残り、重要文化財の附(つけたり)として指定されている。

交通アクセス

周辺情報

出典

参考文献

  • 「新指定の文化財」『月刊文化財』308号、第一法規、1989

関連項目

外部リンク




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