日本語名称とは? わかりやすく解説

日本語名称

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 08:30 UTC 版)

トンボ」の記事における「日本語名称」の解説

日本では古くトンボ秋津アキツアキヅ)と呼び親しんできた。古く日本の国土指して秋津島あきつしま)とする異名があり、『日本書紀』によれば山頂から国見をした神武天皇感嘆をもって「あきつの臀呫(となめ)の如し」(トンボ交尾のよう(な形)だ)と述べたといい、そこから「秋津洲」の名を得たとしている。 また『古事記』には、雄略天皇の腕にたかったアブ食い殺したトンボエピソードがあり、やはり「倭の国蜻蛉島(あきつしま)と」呼んだとしている。 み吉野の 袁牟漏が岳に 鹿(しし)伏すと 誰ぞ 大前に奏(まを)すやすみしし 我が大君鹿(しし)待つと 呉座にいまし白栲(しろたへ)の 衣手着そなふ 手腓たこむら)に かきつきその蜻蛉早咋ひ かくの如 名に負はむとそらみつ 倭の国蜻蛉島とふ 方言においては、「あきつ」「あきず」「あけず」「あけす」「あけーじょ」「はけーじゃ」「とんぷ」「どんぼ」、などの語形東北から南西諸島に至る各地見られるトンボ語源について諸説あり、たとえば以下のようなものがある。 「飛羽」>トビハ>トンバウ>トンボ 「飛ぶ穂」>トブホ>トンボ 「飛ぶ棒」>トンボウトンボ 湿地や沼を意味するダンブリ、ドンブ、タンブトンボ 秋津島東方にある地であることからトウホウトンボ 高いところから落下して宙返りツブリ、トブリ>トンボ なお、漢字では「蜻蛉と書くが、この字はカゲロウを指すものでもあって、とくに近代以前旧い文献では「トンボカゲロウ俗称」であるとして、両者同一視している。例え新井白石による物名語源事典東雅』(二十蟲豸)には、「蜻蛉 カゲロウ。古にはアキツといひ後にはカゲロウといふ。即今俗にトンボウといひて東国方言には今もヱンバといひ、また赤卒赤とんぼ)をばイナゲンザともいふ也」とあり、カゲロウトンボ異称としている風である。 日本語ではトンボ身近な生物であったため、さまざまな事物に「トンボ」の名がつけられている。これについてはトンボ (曖昧さ回避)参照のこと。

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日本語名称

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 22:46 UTC 版)

使徒言行録」の記事における「日本語名称」の解説

戦前日本語訳聖書では、プロテスタントによる文語訳聖書(明治元訳大正改訳)が『使徒行伝』(しとぎょうでん)の呼称用い日本正教会訳聖書では『聖使徒行実』(せいしとぎょうじつ)、カトリック教会ラゲ訳聖書では『使徒行録』(しとぎょうろく)と呼ばれた戦後では、まず正教会戦前と同じ日本正教会訳聖書、『聖使徒行実』の呼称を現在まで用い続けている。一方プロテスタントでは新しく作られ口語訳聖書では引き続き使徒行伝』の呼称用いられたものの、口語訳聖書翻訳方針に反発した福音派人々による新改訳聖書では『使徒の働き』と訳された。その後カトリックとプロテスタント双方により訳され共同訳聖書では『使徒宣教』、新共同訳聖書では『使徒言行録』と呼称された。カトリック教会用いられる聖書では、バルバロ訳聖書フランシスコ会訳聖書分冊版ではラゲ訳同様に使徒行録』と呼ばれていたが、分冊版より後に出たフランシスコ会訳合冊版では新共同訳合わせて使徒言行録』の呼称用いられている。 その他のキリスト教の教会用いられる聖書では、現代訳聖書で『初代教会働き』と呼ばれる。また教会の礼拝用いられる訳ではないが、岩波文庫訳聖書塚本虎二訳)では『使徒はたらき』としている。エホバの証人の新世界訳聖書では、『使徒活動』(旧版では「使徒たち活動」)としている。一部教派では、『使徒書』という語でこの文書言い表すが、使徒書という語は『書簡使徒書簡)』を指して、あるいは新約聖書のうち福音書を除く書物総称として用いられる場合もあるので注意が必要である(「使徒書」を参照)。

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