フランシスコ会訳とは? わかりやすく解説

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フランシスコ会訳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 09:45 UTC 版)

日本語訳聖書」の記事における「フランシスコ会訳」の解説

詳細は「フランシスコ会訳聖書」を参照 バルバロ訳対し聖書翻訳評価の高いフランス語エルサレム聖書に範をとって、フランシスコ会聖書研究所が『聖書 原文校訂による口語訳』として分冊聖書刊行した。もともと同研究所は、1955年に、当時まだ存在していなかったカトリック信徒向けの日本語による聖書全訳のために、駐日教皇大使マキシミリアン・ド・フルステンベルグ大司教フランシスコ会極東総長代理要請したことで設立されたものであり、翻訳作業翌年から開始された。そして、1958年最初分冊『創世記』刊行され1978年新約が、2002年旧約完成した1979年その時点で全文書の翻訳公刊していた新約聖書合冊版が刊行された。この合冊版は聖書協会世界連盟の『ギリシャ語新約聖書第3版底本として訳文修正施されたものであったが、底本修正版の刊行1983年)を踏まえて翌年改訂版公刊された。そして旧約分冊完成踏まえて2011年8月15日聖母被昇天の日)に、旧約新約37分冊が用語・文体統一などの作業経て合冊され(ただし、注など簡略化)、『聖書 原文校訂による口語訳』(サンパウロ)として出版された(2013年ペーパーバック版刊行)。底本とされているのは、旧約ビブリア・ヘブライカ・シュトゥットガルテンシア第二正典ゲッティンゲン研究所の『七十人訳聖書第4版新約聖書協会世界連盟の『ギリシャ語新約聖書修正第3版である。これらは「フランシスコ会訳聖書」と呼ばれ詳細な訳注解説備えた優れた翻訳とされており、プロテスタント側からも、学ぶ部分があると評価する意見がある。後述する新共同訳聖書出現以前カトリック公認されていたのは、ラゲ訳バルバロ訳、フランシスコ会訳の新約聖書合冊版(1979年)の3種であった

※この「フランシスコ会訳」の解説は、「日本語訳聖書」の解説の一部です。
「フランシスコ会訳」を含む「日本語訳聖書」の記事については、「日本語訳聖書」の概要を参照ください。

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