あて先
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 21:36 UTC 版)
ユダ書は公同書簡に含まれており、その体裁は確かに公同の教会に向けられているかのようである。これをそのまま不特定の相手に向けられたと理解する尾山令仁のような者がいる一方で、一定範囲の教会が実際には想定されていると考える者たちもいる。ただし、その想定は必ずしも一致するものではない。バルバロ訳聖書やフランシスコ会訳聖書は旧約外典・偽典が使用されていることから、その知識のあるユダヤ人キリスト者を想定しているが、ヨハネス・シュナイダーのように、旧約をよく知っている人々としつつ、異邦人(非ユダヤ人)キリスト者を想定する者もいる。 3節の「わたしたちが共にあずかっている救」から、ユダヤ人キリスト教徒が中心で、異邦人も想定されているとする見解もある。
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