IPv6でのTCPチェックサム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 19:49 UTC 版)
「Transmission Control Protocol」の記事における「IPv6でのTCPチェックサム」の解説
IPv6上のTCPの場合、チェックサム計算法は RFC 2460 で示すように変更されている。 チェックサム計算にIPヘッダのアドレスを含める上位層のプロトコルでは、IPv4の32ビットアドレスの代わりにIPv6の128ビットのアドレスを使うよう変更しなければならない。 チェックサム計算で使うIPv6ヘッダを真似た擬似ヘッダは次のようになる。 チェックサム計算用TCP擬似ヘッダ (IPv6)Bit offset0 - 78–1516–2324–310送信元IPアドレス 326496128あて先IPアドレス 160192224256パケット長 288ゼロ 次のヘッダ 320送信元ポート 送信先ポート 352シーケンス番号 384確認応答番号 416ヘッダ長 予約 フラグ ウィンドウサイズ 448チェックサム 緊急ポインタ 480オプション(あれば) 480/512+ データ 送信元IPアドレス - IPv6ヘッダにあるもの あて先IPアドレス - 最終送信先。ルーティングヘッダがある場合、TCPは最終のあて先アドレスを使用する。発信元ノードでは、そのアドレスはルーティングヘッダの最後の要素にあり、受信側ではIPv6ヘッダの着信アドレスフィールドにある。 パケット長 - TCPのヘッダとデータをあわせた全長 次のヘッダ - TCPのプロトコル番号
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