IPv6におけるソース・ルーティング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/10/01 05:00 UTC 版)
「ソース・ルーティング」の記事における「IPv6におけるソース・ルーティング」の解説
IPv6(RFC2460)には、ルーティングヘッダと呼ばれる拡張ヘッダが設けられており、ルーティングヘッダType0を使用することでIPv4におけるLSRRと同等のソース・ルーティングを実現することが可能である。 但し、セキュリティ上の観点から、インターネットではルーティングヘッダType0を持つIPv6パケットはブロックされるように設定されることが多い。ファイアウォールのルール回避の可能性を高める要素となることや、指定可能な中継ルータ数が無制限(但しMTUによって制限)であるためにネットワーク帯域消費などの攻撃に使用可能であることなどによるものである。また、IPv6登場初期の製品には、巧妙に仕組んだType0パケットを用いることでサービス妨害攻撃が成立する製品が多数存在した。
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