確認応答
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/24 02:30 UTC 版)
ネットワークプロトコルにはいくつかの形式の確認応答(acknowledgement)があり、単独で使用することも、一緒に使用することもできる。 肯定応答(ACK, positive acknowledgement):受信者は、どのパケット・メッセージ・セグメントが正しく受信されたかを送信者に明示的に通知する。従って、肯定応答では、どのパケットが受信されなかったかを送信者に暗黙的に通知し、再送信が必要なパケットに関する詳細を提供する。 否定応答(NACK, negative acknowledgment):受信者は、どのパケット・メッセージ・セグメントが誤って受信されたために再送が必要になる可能性があるかを送信者に明示的に通知する(RFC 4077)。 選択的確認応答(SACK, selective acknowledgment):受信側は、ストリーム内のどのパケット・メッセージ・セグメントが確認応答されているかを(否定的または肯定的に)明示的にリストする。肯定選択的確認応答は、衛星インターネットアクセス(RFC 2488)に使用されるTCP(RFC 2018)のオプションである。 累積確認応答(cumulative acknowledgment):受信側は、ストリーム内のパケット・メッセージ・セグメントを正しく受信したことを確認し、前のパケットが正しく受信されたことを暗黙的に送信側に知らせる。 TCPは、TCPスライディングウィンドウで累積確認応答を使用する。
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