日本国内初代(通算4代目) BP系
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「マツダ・MAZDA3」の記事における「日本国内初代(通算4代目) BP系」の解説
2018年11月28日に世界初公開、同年のロサンゼルスオートショー及び翌年の東京オートサロンでお披露目となり、2019年5月24日に日本国内で販売開始。アクセラのラインナップを踏襲しているが、それまで「スポーツハッチバック」として販売されていたモデルは「ファストバック」と称されることとなった。 CX-5から始まった“魂動”デザインを深化させた、マツダの次世代商品群の第1弾として位置づけられており、マツダ自身が用いた「引き算の美学」というキーワードの下、エクステリアデザインはボディ側面に入れられることの多いキャラクターラインを極力排除し、面の変化で質感を表現している。さらにファストバックとセダンではデザインの方向性が異なっており、ファストバックは「色気のある塊」というデザインテーマに基づき、曲面の抑揚だけで動物が持っている下半身の大きな塊を表現したものとなった一方で、セダンは「凛とした伸びやかさ」というデザインテーマに基づき、前後フェンダーにキャラクターラインを入れるなど、水平基調を強めたデザインとなっている。 走行性能・乗り心地を向上させた新世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE(スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー)」を初めて全面採用し、人間の持つバランス能力を最大限に引き出すことを追求し、シート、ボディ、シャーシを基本から徹底的に改善したとしている。 日本向けのパワートレーンは大きく分けて4種類。3代目アクセラにも採用された1.5L直列4気筒直噴DOHCガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.5」(P5-VPS)、CX-3に搭載されているものと同型の2.0L直列4気筒直噴DOHCガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」(PE-VPS)、同じくCX-3に搭載されているものと同型の直列4気筒直噴DOHCディーゼルターボ「SKYACTIV-D 1.8」(S8-DPTS)をラインナップする。 また、火花点火制御圧縮着火(SPCCI)を実用化したガソリンエンジンである「SKYACTIV-X 2.0(後述の一部改良後、現在はe-SKYACTIV Xに改称)」(HF-VPH) もラインナップされる。当該機種は、東芝の二次電池「SCiB」を採用したマイルドハイブリッドシステム「M Hybrid」(エムハイブリッド)を採用している。なお、マイルドハイブリッド車は他からやや遅れて2019年12月5日に投入された。なお、「M Hybrid」はAT車だけでなく、MT車にも搭載される。 セダンにおいては、販売開始時点では「SKYACTIV-G 2.0」と「SKYACTIV-D 1.8」の2種類のみであった(2019年12月5日に「SKYACTIV-X 2.0」モデルが、2020年5月21日に「SKYACTIV-G 1.5」モデルが順次追加)。なお、日本国外向けには2.5L直列4気筒直噴DOHCガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5」も用意される。 トランスミッションは、全車とも6速オートマチックの「SKYACTIV-DRIVE」が搭載され、ファストバックの1.5Lガソリンの2WD車と2.0Lガソリンの2WD車、2.0Lマイルドハイブリッドには6速マニュアルの「SKYACTIV-MT」も設定される。セダンは全グレードAT車のみである。 サスペンションはフロントは先代に引き続きマクファーソンストラット式を採用するが、リアは自然な運転感覚を重視してトーションビーム式を採用した。 日本向けのグレード構成は、2.0Lガソリンエンジン車「20S」、1.8Lディーゼルターボ車「XD」(クロスディー)、1.5Lガソリンエンジン車は「15S」と「15S Touring」の2グレード、2.0Lマイルドハイブリッド車「X」においては「PROACTIVE」、「PROACTIVE Touring Selection」、「L Package」の3グレードが基本となっており、ファストバック車のみ、赤レザーを採用した専用の最上級グレード「Burgundy Selection」 が設定される。なお、カタログ等に記載はないが法人向けグレードとして1.5Lガソリンエンジン車に「15C」が設定される[要出典]。 また、前身の3代目アクセラから引き続き装着されるSKYACTIV専用エンブレムがMAZDA3では新デザインとなり、ガソリン車は「SKYACTIV G」、マイルドハイブリッド車は「SKYACTIV X(のち、e-SKYACTIV X)」、ディーゼル車は「SKYACTIV D」と表記される。 なお、初代~3代目アクセラにおいて設定されていた教習車は、MAZDA2(日本国外向けセダン)をベースとしたモデルに切り替えられ、当モデルでは設定されていない。 全車WLTCモードによる燃料消費率・排出ガスに対応しており、1.5Lガソリンエンジン車は「平成30年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆☆)」、2.0Lガソリンエンジン車は「同50%低減レベル(☆☆☆☆)」認定をそれぞれ取得している。 セダン(北米仕様車) セダン(北米仕様車) ファストバック 15C (フロント) ファストバック 15C (リア)
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