日本での企画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 19:30 UTC 版)
第11シリーズのエピソード4(第4回)では、当時(2008年)イギリスでは販売されていなかった新型日産・GT-Rと日本の公共交通機関を用いて、この番組恒例の「車と○○はどちらが早く目的地にたどりつけるか」対決が行われた。ジェレミーがGT-R に乗り、ジェームズとリチャードがのぞみ700系などの公共交通機関を使って、石川県羽咋市千里浜なぎさドライブウェイから千葉県の鋸山までどちらが先に到着するかを競ったルートはジェレミーが北陸自動車道 - 上信越自動車道 - 関越自動車道 - 首都高速 - 東京湾アクアライン経由、ジェームズらが概ね羽咋駅 - (特急サンダーバード) - 京都駅 -(東海道新幹線)- 新横浜駅 -(横浜市営地下鉄ブルーライン)- 横浜駅 - (京急本線、久里浜線)- 京急久里浜駅 - 久里浜港 - (東京湾フェリー) - 金谷港 - 鋸山ロープウェイ。ジェームズとリチャードは京急の乗り換えで、ジェレミーは東京国際展示場付近でマルチファンクションディスプレイのナビを車両情報画面に切り替えてしまうといった、それぞれタイムロスをしてしまい、その結果接戦となった。 エピソード5ではジェレミーが富士スピードウェイで、以前に好評価を与えた新型GT-Rで走行し、続くエピソード6ではジェームズが東京都内で光岡・オロチとガリューを運転した。ガリューを運転した際は2人組の力士を両国国技館まで送るというシチュエーションだった。ジェームズはガリューを「模倣というよりは、酒場で気軽に楽しむトリビュートバンドのようなもの」と評し、イギリスを代表するロールス・ロイスの旧式ファントムを思わせる外見に理解を示した。一方ジェレミーには相当不評だったようで、レビューを担当したジェームズに「この車はイギリスに導入されるのか?」と腹立ち気味に問いただし、「いいえ」と言う返事に「それならいい」と切り捨てている。 第12シーズンのエピソード3では、ハモンドが愛知県豊田市のトヨタ自動車本社を訪問。i-REALに試乗を行った際は、立ち会った開発者に「太った人用のはないのか?」と言ったり、「イギリスにも似たような物がある、車椅子だ」などいつもの辛辣なノリだったが、最終的には「飾りではなく本当に動作するのはすごい」と好評価を下した。 特番「世界の国民車」では、ホンダ・カブに乗ったジェームズと、ダイハツ・コペンに乗った元フォーミュラ1ドライバーの鈴木利男が、出前そばの配達で競争している。また別の企画では、「史上最悪のフォーミュラ1ドライバー」の称号を持つ井上隆智穂が、2012年型のロータスF1マシンで、現役のロータスF1チームのドライバーのロマン・グロージャンの何秒落ちで走れるかという企画に挑戦している。 ジェレミーは、リニューアル前に日本独自規格である「軽自動車」を紹介した際には、6代目の三菱・ミニカ「ダンガン」、2代目のダイハツ・ミラやホンダ・ビートをイギリスで走行させたこともある。またホストを務める別番組の収録で日本に訪れたことがあり、自動車用品店にある商品の英語にツッコミを入れたり、土屋圭市や車が崖に落ちた走り屋にインタビューするなどしていた。1994年から2001年まで司会を務め、シリーズ22までプロデューサーを務めていたアンディ・ウィルマンも、リニューアル前のトップ・ギアの収録で来日し、コンセプトカーのマツダ・RX-01を試乗していた。
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