2012年型(L2)
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「スズキ・GSX-R1000」の記事における「2012年型(L2)」の解説
2012年には、5回目のモデルチェンジを敢行。基本的な車体構成は先代と変わらないが、エンジンは新開発の軽量ピストンを採用し、圧縮比が12.8:1から12.9:1へと引き上げられた。 バルブリフト量やカムも改良され、また排気バルブが耐熱性を考慮してスチール製に変更された。また、クランクケース内の圧力を逃がすベンチレーションホールも面積が拡大されポンピングロスが更に軽減されている。 排気系は2007年以降採用されて来た両側出しマフラーが右1本出し4-2-1集合に変更され、軽量化が図られるとともにピークパワー向上に寄与している。 以上の改良からピーク時のパワー向上はもちろん中速域のレスポンスの向上が図られており、最高出力発生回転数が500 rpm下げられていることからもそれが分かる。 またフロントブレーキキャリパーがブレンボ製のモノブロックキャリパーに変更されるとともにブレーキディスクが耐熱ステンレス化され、ブレーキ系統で130 gの軽量化が図られた。さらに前後ホイールも軽量化が図られており、ハンドリング向上に貢献している。
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