車体構成
車体はフロントボディ、アンダーボディ、アッパーボディに大別される。車室内(ダッシュロワパネル)より前をフロントボディという。車室内、トランクルーム内のフロアより下をアンダーボディといい、アンダーボディより上をアッパーボディという。そのほか別の区分として、エンジンの搭載部をエンジンルーム、乗員の居住部をキャビン、荷物室をトランクルーム、車室内(パッケージトレイ)より後ろをリヤボディ、フロントボディより後ろの側面をサイドボディという。
車体構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/08 18:18 UTC 版)
「ホンダ・VTR1000F」の記事における「車体構成」の解説
以上のような構成の結果、前後重バランスは47:53と及第点を達成し、振動を低く抑えたままコンパクトな車体構成を実現したが、通常の機種にあるエンジン後方の空間をガソリンタンクに使用することができないだけでなく、エンジン上部にはエアクリーナーボックスを配置せざるを得ないため、初期モデルはタンク容量が16 Lと、同クラスの車両と比較して少ない容量となった。また、カウルの内気圧を利用して冷却を行なうサイドラジエターはネイキッド仕様車の製作を難しくしてしまった。 まれにL型2気筒エンジンを搭載するドゥカティ製のバイクと比較対照されることがあるが、この2機種は全く異なるものであり共通点は排気量の類似性ほどしかない。両者とも大排気量のエンジンをいかにして効率よく搭載するかを熟考して構成を導き出している。特に基本となるエンジンをVツインとするかLツインとするかは全く違った個性となって表れ、ドカティ側はコンパクト化を空冷(VTR1000F発売当時、現行機種では水冷もあり)、低重心、エンジン全高の低下をデスモドロミック、エンジン前後長の調整をLツインとすることで構成を可能としている。LツインはVツインに対してコンパクトにできる反面セッティングの難しさと両シリンダーの非対称環境がスムーズさを多少損なわせている。
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