車体最小旋回半径
クルマが最大ハンドル角で徐行したとき、車体のある部分が描く軌跡の半径をいう。そのうち、もっとも外側になるものを外側車体最小旋回半径、もっとも内側になるものを内側車体最小旋回半径という。通常、車体前端の外側角の部分が描く軌跡の半径が前者に相当する。これは、路側に壁などがある場合を想定した最小旋回半径になり、実質的な意味があるとして実用最小旋回半径ともいう。また、内側後輪部のホイールハウス外縁の軌跡が描く、軌跡の半径が後者に相当する。これらは慣用的に、外側クリアランス最小旋回半径、内側クリアランス最小旋回半径ともいう。車体最小旋回半径には、車輪を基準にした最小旋回半径に加え、車体の前側オーバーハング、前端部の車幅、後輪部の車幅が関連する。
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