新球団広島カープに移籍とは? わかりやすく解説

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新球団広島カープに移籍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 14:47 UTC 版)

白石勝巳」の記事における「新球団広島カープに移籍」の解説

1949年シーズンオフかねてからになっていた新球団加盟-2リーグ分裂現実となり、12月になって白石郷土創設された初の市民球団である広島カープへの移籍打診される。「郷里野球生命終えたい」と決意し選手助監督として広島移籍した。しかし、真の理由自身年齢と、三原監督排斥運動などによる巨人不穏な状況嫌気がさしたためともされる移籍伴って縁起かついで敏男から勝巳に改名した。なお、広島カープでは背番号1を付けた創設時広島では唯一のスター選手で、観客はみな白石を見に行ったとさえ言われるその後も、弱小球団呼ばれ続けたチーム牽引し何度も存続の危機見舞われチームを救うことになった1950年3月16日対中1回戦福山三菱球場)では広島第1号本塁打放つ。しかし、早くも5月には給料が遅れ始め広島商業出身数字に強い監督石本秀一後援会組織した選手が来ないとファン集まらないため、一番の人気選手だった白石毎日のように集会狩り出された。さらに、「お願いします」と頭を下げるだけではなく、歌をうたったり、隠し芸披露したりしたという。また、当時広島本拠地観音球場広島県営球場)だったが、ギャラ前払いをしてもらえるのがありがたかったらしく、呼ばれれば河川敷学校グラウンドなど、それなりの広さがある場所ならどこでも公式戦開催したグランド観客席の間にロープ張って試合をすることも多かったが、ファン広島都合いいようロープ引っ張ることがあり、しばしば相手チームともめた。1953年4月1日大田垣喜夫母校である尾道西高校(現:尾道商業高校)で開催された対大洋松竹ロビンス戦では、外野席ファンが「白石打った球だ! ホームランしてやれ!」とみんなでロープ前に出し本塁打にしてしまった。洋松監督小西得郎は猛抗議をしたが判定は覆らず、これは「ナワ・ホームラン」と呼ばれた(なお試合は1対2で広島敗戦)。また、1950年6月7日三次市河川敷にあった十日市町球場行われた大洋戦では、川土手即席観客席にしてグラウンドとの間をロープ仕切った。この試合広島本塁打6本を含む28安打放ったが、これはチーム1試合最多安打として現在もセ・リーグ記録となっている。 その後募金などファン熱烈な支援があったが、特に後援会の力は絶大で、1953年小鶴誠金山次郎三村勲の3選手入団実現するなど大きなとなった。しかし、応援会の活動が行過ぎて弊害生じる。球団に金を出してくれるだけならよいが、次第選手個人応援する後援会形成されるうになると、それがエスカレートして食事誘いがかかり、いわゆるタニマチ状態になった酒好き選手多かったためプレー支障出たりしたほか、特に酒つながり後援会タチ悪く契約更改時に押しかけ球団選手辞めさせようとしようものなら食ってかかってくることもあったという。 白石広島でも1番・遊撃手務める。守備の人のイメージが強い白石も、広島創設初年度となった1950年5月28日の対西日本戦で1イニング2本塁打放つなど本塁打20本、打率.304(リーグ13位)とキャリアハイ打撃成績残し広島でただ1人ベストナイン選出された。また、1951年8月には4試合連続本塁打マークするなどチームトップの12本塁打打ち打率.288(リーグ14位)と好成績残している。

※この「新球団広島カープに移籍」の解説は、「白石勝巳」の解説の一部です。
「新球団広島カープに移籍」を含む「白石勝巳」の記事については、「白石勝巳」の概要を参照ください。

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