新会社への移籍、その後
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1999年11月28日の渋谷公会堂でのライブ『LAZY ROCK COMMUNICATION SHIBUYA. 〜キタ奴の勝ち〜』を最後に、井上が伊藤善之と共に立ち上げたレコード会社「ランティス」に移籍。2枚のシングルを経て、『宇宙船地球号』の続編と呼べるアルバム『宇宙船地球号II』を2002年に発売した。 再結成後はメンバー個々の活動との掛け持ちであるため、2003年以降は活動自体が途絶えがちになっていった。 2006年9月1日、田中が他界。 その後、デビュー30周年となる2007年にも活動は一切行われなかったが、デビューのきっかけの場所となった旧ABCホールが閉鎖する事になり同ホールの最終公演者にレイジーが選ばれ、2008年6月30日に『さよなら!ABCホール〜LAZY一夜限りの復活祭〜』が開催。数年振りにメンバーが集結した。既に故人となっていた田中と肝細胞癌が発覚し療養していた樋口を除く3人がステージに立ち、サポートミュージシャンとしてベースを日野賢二、ドラムをJanne Da Arcのshujiが担当。またレイジーをリスペクトする奥田民生、斉藤和義もゲスト出演した。 同年11月30日に樋口が他界。12月24日に行われた樋口の一般本葬「Last Memorial Birthday」での弔辞では、高崎より「樋口の精神を継承し、LOUDNESSとLAZYを精進していきたい」と、レイジーの活動継続が明言された。 2009年4月22日、奥田民生、斉藤和義、JAM Projectをサポートミュージシャンに迎えたスペシャルユニット「ULTIMATE LAZY for MAZINGER」として、初期シングル『感じてナイト』のリメイク曲『感じてKnight』(アニメ『真マジンガー 衝撃! Z編』主題歌)をリリース。田中及び樋口の生前のライブ音源が素材として使用された。奥田・斎藤とのコラボのきっかけは前述の『さよなら!ABCホール〜LAZY一夜限りの復活祭〜』である。 2009年9月27日、井上が代表取締役社長を務めるランティスが設立10周年の記念で行ったライブ『10th Anniversary Live ランティス祭り』に出演。『Burn』『感じてKnight』をプレイ。2014年に開催された設立15周年記念ライブ『15th Anniversary Live ランティス祭り 2014』では7月26日の大阪公演に出演した。 2009年11月14日、樋口の一周忌イベント『樋口宗孝追悼ライブ2009 Eternal Gift of ROCK 2009 MUROCK presents Munetaka Higuchi Forever Our Hero 〜EVERLASTING MUNETAKA HIGUCHI〜』に参加。もともとはLOUDNESSのライブだが、影山と井上がゲスト出演しレイジーとして出演した。樋口宗孝追悼ライブは2011年を除く2013年まで開催され、レイジーは2010年、2012年にも出演している。 2011年、アニメーション映画『トワノクオン』の主題歌として『Reckless』を発売。レイジーとして歌われたシングルとしてはZone of the Enders以来実に10年ぶりのシングルである。 2012年12月1日、Zepp DiverCityで行われた『Act Against AIDS 2012「アニソンAAA Vol.1」 in Zepp DiverCity』に参加。アコースティックライブであったがレイジーのみアンプを持ち込みエレキギターで演奏された。 2013年7月7日、樋口が肝細胞癌で逝去したことをきっかけに立ち上げられた、癌の疾患啓発や患者支援、治療研究の推進のための支援基金『樋口宗孝がん研究基金』が企画したチャリティーライブ「Rock Beats Cancer FES vol.2」に出演。このライブには高崎がLOUDNESS、影山がJAM Projectとしても出演しており、レイジーはアンコールで登場。2016年12月開催のvol.5、2018年12月開催のvol.6にも出演した。 2014年からは田中の命日である9月1日に追悼ライブとなる『hiroboh forever〜田中宏幸を偲んで〜』をレイジーが中心となり開催。2014年は大阪、2015年は東京で開催され、2015年には田中と井上がレイジー解散後に活動していたネバーランドのメンバーが1990年の解散以来初めて全員揃い25年ぶりのステージを披露した。ライブ中「今後もレイジーやネバーランドの同窓会的なイベントとして毎年開催したい」と影山がMCで語り、翌2016年は『LAZY-NEVERLAND”re-union”LIVE』を大阪で開催。ヘヴィー・メタル宣言後の楽曲の他、アイドル時代の楽曲「愛には愛を」「地獄の天使」もレイジーとして久しぶりに演奏された。 2017年12月、デビュー40周年記念シングル『Slow and Steady』を発売。ブックレットには田中、樋口が生前と変わらずメンバーとして記載された。同じく12月、40周年記念ライブ『LAZY 40th Anniversary Special Live Slow and Steady』を大阪、東京で開催。2008年の『LAZY一夜限りの復活祭』以来9年ぶりのレイジー単独によるフルライブとなった。サポートミュージシャンはベースを山本直哉、ドラムを村石雅行が担当。東京公演にはANTHEMの柴田直人がゲスト出演した。 2019年12月、1980年にリリースされたアルバム『宇宙船地球号』がリリース40周年を迎えることを記念したライブ『LAZY"宇宙船地球号"完全再現ライヴ!!』を東京で開催。宇宙船地球号の全9曲を収録順で演奏するというレイジーとして初めてとなる再現ライブとなった。サポートミュージシャンはベースを瀧田イサム、ドラムを青山英樹が担当。本来田中のボーカル曲である「美しい予感」は影山がボーカルを務めたが、「DREAMY EXPRESS TRIP」はアルバムと同じく高崎がボーカルを務めた。スペシャルゲストでGRANRODEOが出演した。 2020年は新型コロナウイルス拡大の影響もあり活動は行われなかったが、翌2021年のデビュー44周年記念日となる7月25日にバンド初の無観客配信ライブとなる『LAZY「宇宙船地球号」完全再現配信ライブ』が行われた。このライブは高崎が中心となり立ち上げた「7 SAMURAI PROJECT」の活動の一環として開催。19年末に行われた再現ライブ同様に宇宙船地球号全9曲のほか、「7 SAMURAI PROJECT」の為に書き下ろされた楽曲『All will be Fine with You』も初披露された。
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