斜道卿壱郎研究施設研究局員
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「戯言シリーズ」の記事における「斜道卿壱郎研究施設研究局員」の解説
斜道卿壱郎研究施設 愛知県某市に存在する研究所。正式名称「斜道卿壱郎数理論理学術置換ALS研究機関」。昔は北海道にあった。 斜道 卿壱郎(しゃどう きょういちろう) 「堕落三昧(マッドデモン)」。斜道卿壱郎数理論理学術置換ALS研究機関・機関長。63歳。 あらゆる分野に精通した科学者である一方、マッドサイエンティストでもある。玖渚機関のバックアップの元、垓輔を使用した天才製造企画「特異性人間構造研究(ウルトラヒューマノイドドグマ)」を実行していた。傲慢でプライドが高く、友を憎々しく思っている。 宇瀬 美幸(うぜ みさち) 斜道卿壱郎の秘書。小柄で、眼鏡をかけている。普段は冷静沈着で物静かな女性だが、石丸小唄の挑発に簡単に乗るなど、熱い一面も持つ。 拳銃(ジェリコ941)を持っていたが、後に「ぼく」の手へ渡る。大垣志人とは恋人関係。 大垣 志人(おおがき しと) 斜道卿壱郎の助手で、美幸の恋人でもある。16歳。童顔だが、目つきは悪い。視神経の異常により視力疾患を患い、視力が悪く眼鏡をかけている。 短気で気性が荒い性格。ノリツッコミが上手い。 春日井 春日(かすがい かすが) 斜道卿壱郎研究施設の研究局員で、動物全般を専門とする生物学者でもある。何の理由も何の信念もなく行動できる人間。神出鬼没で、サイコロを振ったような性格。 研究者としても一流で、七愚人の候補になったこともあるが、性格で落とされる。普段から抑揚のない読点がない喋り方をしているが、小さな口にそぐぐわず舌が長いため、発音が明瞭である。なぜかメイド服を持っている。大垣志人のノリツッコミは彼女が教育した。黒い大型犬を3頭飼っている。 異性に恵まれておらず、斜道研究施設で遭遇した「ぼく」を気に入り、その後も何かにつけては「ぼく」に対して、「えっちなこと」や「いやらしいこと」をせがむようになった。容姿に限れば「美人のお姉さん」であるが、「ぼく」に「ここまでのピンチは生まれて初めて」と言わせる程の事態を招くトラブルメーカー。 斜道研究施設崩壊後、「ぼく」のところに行くが、その後鴉の濡れ羽島に行く。さらにその後、木を切り倒してイカダを作るなどして島から脱出・逃走を繰り返す。赤神イリアに好かれている。 何事も「選ばない」人間、「選ぶ」ことすら「選ばない」人間であり、逃げる人間である。鴉の濡れ羽島のことも、研究所からの突然の帰宅も、危機を回避する能力の一端かもしれない。 三好 心視(みよし こころみ) 斜道卿壱郎研究施設の準機関長。小学校高学年で、動物解剖学の博士号を取った天才肌の学者。関西出身で、31歳。専門及び趣味・嗜好は解剖。 かつてER3システム計画プログラム部門で教鞭を執っており、「ぼく」がER3に在籍していたときの恩師である。ER3システムの若き才能達を次々と中退に追いやったことから「青田狩り」と呼ばれていた。ER3システムの「MS-2」という機関で《橙なる種》の開発計画において重要な役割を果たしており、想影真心の「真心」という名は彼女の名に由来している。斜道研究施設崩壊後、ER3に復帰した。 「ぼく」のことを「戯言遣い(モンキートーク)」と呼ぶ。 根尾 古新(ねお ふるあら) 斜道卿壱郎研究施設の研究局員。肥満体ながらも、さっぱりとした髪型と貴族のような風貌をしている。饒舌で、芝居がかった道化性質。甘党。 しかしその実体はスパイ。大きなサーキットから派遣された全権大使で、大仰な自称をしている。石丸小唄とはビジネスライクな関係。 神足 雛善(こうたり ひなよし) 斜道卿壱郎研究施設の研究局員。前髪が顔を隠すほど髪がとても長いが、手入れをしている様子は無く、ただ伸ばしている状態。髭・頭髪を全部剃った後の「ぼく」の感想曰く「整った顔立ち」「美丈夫」だそう。
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