教育及び特色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 14:12 UTC 版)
開学以来から少人数教育を実践しており、1年からのゼミナール参加と卒論が必修となっている。開学時より「入学は比較的容易であるが、卒業が難しい」といわれ、ゼミや講義への出席等が悪い場合、留年や退学となってしまうケースがある。 創立者・金子泰藏は、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が設置された際に奔走した通訳者の一人であり、世界と日本の距離を縮めるのは人材しかいないとし大学を創立した。現在、数多くの国際大学はあるが、大学名に「国際」をつけた大学は国際基督教大学に次いで2番目であり、アメリカのウィラメット大学と開学当初から提携をした。東京国際大学アメリカ校とウィラメット大学の二つのキャンパスにある橋は、「友情の橋」と言われ、固い絆で結ばれている。 JSP(Japan Studies Program)は、欧米の留学生が主体の日本研究プログラムである。欧米学生のアシスタントとして在校生が日本語を教えている。 留学制度では、TOEIC満点者、英検1級取得者をだすなど成果を上げている。世界中から多くの留学生が学びにきており、学生ラウンジで異文化交流をすることが出来る。ラウンジ内にあるEnglish PLAZAではネイティブ教員が常駐しており、リスニング・ライティングなど目的にあわせた英語学習ができるPCブース、グループ学習ができる機能が設置されている。イングリッシュプラザは同大の学生なら誰でも利用できるが、プラザ内での日本語使用は禁止となっている。TOEICで990点満点を獲得した学生は、入学時は330点であり、「大学での空き時間にネイティブ教員と話すことを積極的に利用し、2・3年次のそれぞれの長期留学で磨きをかけた」と英語教育に成果をあげ、3年連続のTOEIC満点者を輩出している。 第二キャンパスにはスタジオ棟があり、テレビ番組制作を行う事が出来る。スタジオ、副調整室、編集室などがあり、番組制作の技術を実践的に学ぶ事が出来る。 政府職員を対象とした統計研修を行うことを目的とする国際連合アジア太平洋経済社会委員会の補助機関であるアジア太平洋統計研修所(SIAP)と共同で、SIAPトレーニングコース(TIU博士・修士号取得コース)を2002年から開始する 。主にアジア諸国の官僚がSIAPから派遣されるが、タンザニアなどのアフリカ出身者も学びに来ている 本学は国際教育機構ISEP(本部ワシントン)に加盟が許された、日本の8大学の一つであり、50カ国300余の大学を留学先に選ぶことができる。また、留学先のウィラメット大学の学生とは必ず相部屋になり、授業やさまざまな課外活動を通して交流を深めている。現地で修得した単位は、最高48単位まで本学の単位として認定されるため、帰国後は所定の単位を修得することで留年することなく上級年次に進むことが可能である。 川越にある大学キャンパスは最寄駅から徒歩圏という利便性の高さなどもあり、週末には危険物取扱者・情報処理技術者・宅地建物取引士をはじめとする、数多くの国家資格や公的資格の埼玉県における主要な試験会場として利用されている。年間に複数回・複数会場で開催される資格試験であっても、その日程次第では全県域のみならず県外からも多くの受験者が集まることがある。
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