提供された食事について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/22 17:20 UTC 版)
詳細は「軍隊調理法」、「en:Mess」、「隊員食堂」、および「en:Garrison ration」を参照 高濃度アルコール - 歴史的に多くの戦場で登場するが、士気の高揚以外にも、マッサージなどの医薬品としても使用された。フランス軍が置いて行った酒が口に合わないことから体に塗ったのが由来として、17世紀頃からドイツ語の消毒用アルコール(マッサージ用アルコール)は、Franzbranntwein(フランスのブランデー)と呼ばれるようになった。 イギリス軍で供されるベイクドビーンズは、空軍部隊の高空低圧環境下で作業する兵士において、屁や排便が促され、業務に支障が出ることから自粛が行われた。 ボーア戦争・第一次世界大戦に参加するイギリス軍兵士用のレーション缶詰としてマカノッチーが製造された。イギリス料理の例に漏れず、まずくて悪臭を放ち、冷えた状態は殺人級、これを食べた後のおならは臭いと散々な評価がなされた。 アメリカ軍用チョコレート(Dレーション) - 1937年からレーションとして配備されているチョコレートである。美味しくすると食べすぎるから硬く不味く作ってある。硬くて歯並びが良い人でも難儀しナイフが使用され、苦すぎて「ヒトラーの秘密兵器」とも呼ばれ、大抵の兵士が嫌がり捨てる人もいた。 Scho-Ka-Kola(英語版) - ドイツ軍の軍用チョコレート。大量のカフェイン入りで、ベルリンオリンピック向けのスポーツチョコレートとして開発されたが、開戦後は空軍パイロットの夜間爆撃のお供となった。 チップトビーフ - 牛肉の塩漬けを薄くスライスにして陰干しした安価に製造できる食品。古くから米軍で提供されている。SOSの略称で呼ばれており、SOSの内容は、Shit on a Shingle(トースト上のクソ)、Save Our Stomachs(我が胃腸を守り給え)等がある。 Hängolin(ドイツ語版) - ドイツの軍隊や寄宿学校、刑務所で歴史的に使われていると噂される添加物。性機能を抑制し様々なトラブルを無くすためのものだとされる。 缶詰練乳 - 保存が効いて輸送もしやすいため、南北戦争時の北軍で重宝され、除隊した兵士からの口コミにより需要が大きく高まった。第一次世界大戦時には、練乳の生産におおくの生乳が割り振られたためチーズ価格の高騰を招いた。 ヴィーノジェル(イタリア語版)(別名:Tiger blood) - 濃縮ワインを管理しやすいようにゼリー状にしたもの。水分で希釈したり、そのまま食べられた。 Hitlerszalonna(ハンガリー語版) - ヒトラーのベーコンの意。プラムのような果実から作られた固形ジャム。缶詰の代替品として現在でも様々な名で広く食用とされている。 アイスクリーム・バージ - 禁酒が敷かれた米軍で酒に代わる嗜好品が求められ、熱帯の太平洋で重宝された筏。 日本軍、自衛隊 航空自衛隊では、から揚げを空揚げとして縁起を担いで隊員に提供されている。 竜田揚げは、軽巡洋艦龍田が発祥という説がある。 海上自衛隊では、海上で曜日感覚を失わないように毎週金曜日は海軍カレーが提供される。 高田第13師団によって、露営食スキー汁が作られた。 間宮羊羹 - 給糧艦間宮で作られていた軍内で人気の高かった商品で、当時のレシピをもとに現在でも作られている。
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