截拳道創始とは? わかりやすく解説

截拳道創始

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 15:49 UTC 版)

截拳道」の記事における「截拳道創始」の解説

1966年 - テレビ番組グリーン・ホーネット』に出演のため、オークランド道場ジェームズ・リー任せロサンゼルス移住するこの頃ダン・イノサントとの会話から「截拳道」という名称が誕生する実際に名称を書面等で使用し始めたのは1967年頃)。 1967年 - ロサンゼルス第3の振藩國術館を開設するオープンフィンガーグローブ、キックミット、キックシールド等の練習用具を考案開発し練習取り入れていく。また、ミト・ウエハラやテッド・ウォン、ダン・リー、ジェリー・ポティート、ハーブ・ジャクソン、ボブ・ブレマー、ピーター・チンなどの弟子達をスパーリングパートナーとして截拳道さらなる進化努める。後にミト・ウエハラは「私が疲れ果てると、テッド・ウォンを呼ぶ。私たち音を上げるまで決してやめなかった。ウォンと私が降参するのを見て楽しんでいたんです」と回想しており、生徒たち言わせると、彼らは「ブルース蹴りを受ける人形」だったとのこと同年截拳道アメリカ格闘技雑誌であるブラック・ベルト誌に紹介されマスコミ初登場となる。以後、振藩功夫から昇華した截拳道は、シンプル・ダイレクト・ノンクラシカルを主眼とし、ブルース・リー名声とともに格闘家武術家のみならず世界中人々から注目を浴びる1968年 - 再びロングビーチ国際空手選手大会ダン・イノサントと共に参加し截拳道デモンストレーションを行う。当時としては非常に珍しい防具オープンフィンガーグローブをつけてのフルコンタクトスパーリングを披露した1969年 - 道場での多人数への指導熱意無くし始めたリーは、ロサンゼルス道場ダン・イノサント任せ少人数制のプライベート指導形式弟子には、テッド・ウォンのほか、スティーブ・マックイーンジェームズ・コバーンなどのハリウッド俳優カリーム・アブドゥル・ジャバージョー・ルイスなどのスポーツ選手/格闘家もいた。)に移行していく。同年、振藩功夫及び截拳道ランキングシステム昇段システム)も廃止するこの頃詠春拳含む中国式伝統武術への信頼も失くしたことを葉問愛弟子であり友人のウィリアム・チュンに手紙打ち明けている。 1970年 - シアトル・オークランド・ロサンゼルスの3ヶ所の振藩國術館を全て閉鎖する理由は、生徒達截拳道には何か特別な技法有り、それを学びたい幻想していた事によるものだが、特定のリードパンチへの妄信がその最たる例であり、ブルース・リー元夫リンダ言葉借りれば、截拳道とは、限定的なメソッドでもなければ固定化されたスタイルでもなく、弛まぬ自己研磨によって成長進化し続ける道、そのプロセスそのものと言える1971年 - ジョー・ルイス空手大会でKO勝利貢献したとして、TRAINER-COACH OF THE YEARブルース・リー選出される同年映画出演及び制作のため、香港移住する移住後はワークアウトパートナー無し一人研鑽となる。 1973年 - ブルース・リー急逝リー生前ジークンドー便宜上呼び名過ぎず弟子達はそれぞれの道を歩む必要があり、ジークンドーとはこういう技だとかスタイルだとか言う者が現れたらジークンドーの名前を剥ぎ取ってしまえと主張しており、ジークンドーの名称及び使用権法定相続人である娘のシャノン・リーは著書友よになれ」で「これ(ジークンドー)を体系(システム)や流派(スタイル)と呼ぶのを避けようとした。こうした言葉は人と人とを切り離し人と芸術性を限定しがちだからです。ジークンドーという名称にとらわれ何がジークンドー何がジークンドーでないかを議論するくらいなら、そんな名称は消えてしまった方がいい、とまで父は言いました。」と記している。生前最後撮影となった燃えよドラゴン冒頭シーンでは、現在の総合格闘技原型と言える打・投・有りのフルコンタクトスパーリングを披露しており、このシーン使用されているオープンフィンガーグローブは、ダン・イノサント共同開発したのである

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