戦争・戦闘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:46 UTC 版)
二十年世界群発戦争 2045年から2065年にかけて20年続いた第三次世界大戦。年数から二十年戦争とも呼ばれ、世界的な寒冷化による食糧難を主要原因として始まった。 USNAや大亜連合、新ソ連などが国土を拡大し、欧州連合は東西に分裂し、アフリカや南米では国家が消滅ないし分立するなどの激変を世界にもたらし、地球総人口は2024年の90億人から1/3の30億人に激減した。 大漢崩壊(2062年の悪夢) 発端は2062年4月に台湾で行われていた「少年少女魔法師交流会」に出席していた四葉家の息女であり当時12歳であった四葉真夜が何者かに誘拐される。真夜は3日後に大漢の魔法師開発機関「崑崙方院」の研究所から救助されたが非人道的な実験の実験体にされ、心身ともに深い傷を負っていた。真夜の父で四葉家当主・四葉元造は即座に一族を召集し、大漢への報復を決定する。事件から半年間で四葉家中の戦闘魔法師が次々と大漢へ侵入、大漢の政府・軍関係者、魔法研究者および各種施設などへの暗殺・破壊工作が行われた。この一連のテロ活動により大漢側は4000人あまりの犠牲と現代魔法研究の成果をことごとく喪失、国家機能を麻痺させ内部崩壊の果てに翌2063年に北部の大亜細亜連合に併合された。 一方、四葉側も一連の活動で大きな被害を出しており、当主である元造をはじめ一族内の有力魔法師30名が戦死し一族内に癒えぬ傷跡を残し、以後は全世界の魔法関係者からは「触れてはならない者たち(アンタッチャブル)」と忌避されるようになる。 四葉家中では、この一連の事件のことは「復讐戦」と呼称されている。 沖縄防衛戦 2092年8月に大亜細亜連合(以下、大亜連合)が日本の沖縄に奇襲した戦闘。日本側も予期していなかった大亜連合軍の侵攻により慶良間諸島周辺の制海権を早々に失い、さらに沖縄本島の国防軍基地では内部で大亜連合に内応した叛乱事件も起こり、敵軍に上陸を許すなど国防軍は圧倒的劣勢に陥る。この時、司波達也は休暇中の深夜と深雪に付き添って沖縄に滞在しており非常事態につき達也が国防軍に志願、達也を組み込んだ国防軍恩納空挺部隊の反転攻勢により地上部隊を降伏に追い込み、大亜連合艦隊の艦艇も達也の「マテリアル・バースト」にて殲滅された。後日の捕虜交換にて大亜細亜連合本国にも一人で戦況を覆した謎の魔法師「摩醯首羅」の噂が広まり、軍が情報統制する事態となった。 灼熱のハロウィン 2095年10月の大亜細亜連合による横浜侵攻(横浜事変)を発端にし、同月31日に日本侵攻に向け鎮海軍港に集結していた大亜細亜連合艦隊および鎮海軍港を日本側が消滅させた戦闘。戦後の各国の調査で質量・エネルギー変換魔法が使用されたことが確認されており、後世において人類史、軍事史の転換点と評されることになる。 この一件を機に日本と大亜細亜連合は講和条約を締結することになった。
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