展示・収蔵品とは? わかりやすく解説

展示・収蔵品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 00:07 UTC 版)

日本自動車博物館」の記事における「展示・収蔵品」の解説

1901年(明治34年)から平成初年代までの国内外の車約500台の自動車常設展示され、バックヤードにも約200台前保存されている。そのほとんどがエンジンのかかる状態で保存されている。 著名な高級車スポーツカー留まらず日本ではこの博物館でしか見られない極めて希少な外国車旧ソビエト連邦製「ZIL」や1980年代以前中華人民共和国製「紅旗」など共産圏自動車も含む)や、通常積極保存対象とされにくい日本製の古い商用車なども多数展示されているのが特徴である。創立者前田彰三が商用車収集をも重視し、また中華人民共和国要人にもコネクション持っていたことが背景にある。 収蔵台数充実度や広範さという点においては日本自動車博物館中でも高レベルと言え収蔵車のコンディションはいずれ概して良好である。実働可能な車両多く繁雑期に駐車場にてクラシックカー体験乗車なども行われる。 ただし収蔵台数極端に多いため、フロア面積確保努めてはいるものの、館内展示車がぎっしりと詰め込まれた状態で、個々展示車両多面的に観察するゆとりには乏しい。各車は生産国製造年を示すナンバープレート看板装着されているが、一部誤り見受けられ、また展示車両傍ら立てられ案内には、事実相違する誤った内容や、出典不明惹句記述などが散見されるため、見学時の参考資料としては注意要する。 以下は収蔵車の一部であるが、これらの他にも「この博物館にしか現存確認されていない」ほどの貴重な自動車多数所蔵されている。 トヨタ・2000GT ロールス・ロイス・シルヴァースパー(元は英国大使館公用車ダイアナ妃来日の際の御乗用車として用いられ個体トヨタABRフェートン1938年製) 九四式六輪自動貨車太平洋戦争前の日本陸軍軍用大型トラック本館所蔵車は終戦後に後1軸を取り外す4輪改造受けてはいるが、唯一の現存例である) 九五式小型乗用車くろがね四起日本初量産型四輪駆動車現存するのは本車含め数台である) JACニューエラ号(1930年式) 1930-50年代著名なオート三輪くろがね」の前身である、日本製オート三輪古典的モデルチェーンドライブ仕様極めて初期現存車オースチン・A135(オースチン第二次世界大戦後における最高級リムジン英国王室御料車にも使用されモデル所蔵個体は元大韓民国駐日大使公用車ジオット・キャスピタ1号車トヨペット・スーパー RHK型(トヨタ・クラウンより前に販売していたタクシー需要車) オーテック・ザガートステルビオ 日産・レパードベースザガートデザインした少量生産車サイドミラー内蔵したフロントフェンダー特徴とする。同様な成り立ちのザガート・ガビアと共に展示されている。 プリンス・スカイライン・スポーツ ソラえもん号 メルセデス・ベンツ300SL フライングフェザー フジキャビン また、創立者前田彰三が生前に自ら所有し運転したローバー・P5ルノー・サフラン前田最後の愛となった)なども、本館収蔵されている。

※この「展示・収蔵品」の解説は、「日本自動車博物館」の解説の一部です。
「展示・収蔵品」を含む「日本自動車博物館」の記事については、「日本自動車博物館」の概要を参照ください。

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