展示内容など
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「パリ万国博覧会 (1937年)」の記事における「展示内容など」の解説
テーマは「近代生活における芸術と技術」(Arts et Techniques dans la Vie Moderne) 。 1878年パリ万国博覧会の際に建てられたシャイヨー宮が大改装されこの展覧会のためのパビリオンとなり、またセーヌ河岸には美術展示場としてパレ・ド・トーキョーが建設された。 生活に密着したテクノロジーの一つとしてラジオに焦点が当てられ、放送の仕組みの展示や、放送スタジオを備えたラジオ・パビリオンが建設された。また、テレビの実験も行われた。 1937年6月14日から閉会後の12月11日まで、音と水と光による芸術イベント「光の祭典」が開催された。各種パビリオンはライトアップされ、噴水や花火が会場を彩った。また、花火のBGMが、メシアン、オネゲル、ミヨー、イベール、フローラン・シュミット、ケックランなど、当時フランスで活躍していた18人の作曲家に委嘱された。この音楽ではシンセサイザーの先祖ともいえる電子楽器オンド・マルトノが活躍した。メシアンが作曲したオンド・マルトノ6重奏曲『美しい水の祭典』はこのイベントのための音楽である。 日本からは、中島広吉が出展したゴールドグラス「唐草模様大鉢」が、ガラス工芸の分野では日本で初めて金賞を受賞した。
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