放送の仕組み
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有料放送を行うため限定受信方式を採用しており、一部無料放送の時間を除いて、信号にはスクランブル処理を施している。レギュラーの無料放送番組の場合は、通常の民放と同じスポンサーを設け番組の合間にコマーシャルを入れている。また番組の合間で行なわれている番組案内や天気予報も無料で見られる。 BSデジタル放送の場合は、BSデジタルチューナー付属のB-CASカード・ACASチップに記録された暗号鍵を利用する(詳しくは、B-CASの項目を参照。BSデジタル放送の場合、BSデジタルチューナーそのものにデコーダ機能が組み込まれており、加入者のみスクランブル信号を復号できる)。このため有料放送が行われている時間帯は、有料契約者以外は電波が遮断され「このチャンネルは契約していません」と表示され、データ放送用の加入案内のチャンネルへの誘導がなされる。なお、有料放送はカードに対しての解除信号が送られているためカードを差し替えることで利用できる機器を切り替えられる。 BSアナログ放送の場合は従来の受信機にBSデコーダーと呼ばれる専用の復号装置(※一部の単体BSチューナーやBSチューナー内蔵テレビ、BSチューナー内蔵ビデオデッキではBSデコーダーを内蔵したものも発売していた)をFM検波端子とビットストリーム端子で接続すれば視聴できた。このBSデコーダーは加入者ごとに付与されて送信される暗号鍵情報に基づいてスクランブルの解除が行われる。スクランブルはコアテック方式で、音声は遮断されるが、画像は意図的に画面を分割し、モザイクに近い状態のかく乱映像が映される。かつてのCSアナログ放送のCSバーンと同じである。 なお、BSデコーダー、BSアナログ放送が地上波アナログ放送と同じく2011年7月24日に終了し、それに先駆けて2008年5月9日でBSデコーダーの新規購入受付を終了した。更にデコーダー所持者の再加入及びCATV・スカパー!による加入も2011年5月31日を以て受付を終了した。
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放送の仕組み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/24 22:20 UTC 版)
「Japan Satellite TV」の記事における「放送の仕組み」の解説
有料放送を行うため限定受信方式を採用しており、無料放送(NHK国際放送)の時間を除いて、信号にはスクランブル処理を施している。スクランブルにはConaxと呼ばれる方式が採用されており、セットトップボックスにあるカードスロットに放送局から送付された、ICチップの埋め込まれた『Viewing Card』と呼ばれるカードを挿入することにより、スクランブル解除が行われる。 見た目では日本のBSデジタル放送のB-CASカードと近いが、日本のものはセットトップボックス購入時に既に付属しており、一枚のカードに複数の放送事業者との契約情報を付け加えることが出来るのに対し、Conaxでは放送局単位でカードが発行されるため、複数の有料放送と契約する場合はその都度カードを差し替えるか、複数のスロットを備えたセットトップボックスを購入する必要が出てくる。ちなみに英国の衛星放送プラットフォーム事業者・委託放送事業者であるSky Digitalでは、B-CASカード同様一枚のカードですべての契約チャンネルの視聴が可能である。
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