相撲中継関連のエピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 06:25 UTC 版)
「三瓶宏志」の記事における「相撲中継関連のエピソード」の解説
新人時代には地方局から本場所に派遣され、ラジオでのディレクター業務に従事した。その時は声は出さず、先輩アナウンサーが実況している隣で決まり手を付けたり、ニュースなどの時間配分を教えたりして、放送の仕組みを覚えた。若手時代は本場所に呼ばれるのは3場所から6場所に1回程度であり、大相撲に関わる時間はごく僅かであった。しばらくすると、BS中継の向正面リポーターに昇進し、幕下以下の力士の顔と名前を一致させるなど努力を重ねた。放送前の打ち合わせで指定された力士を名鑑を片手に探し、支度部屋で力士に聞いて、からかわれて違う人を教えられるなどした。本人は2016年のインタビューで「徒弟制度みたいなところはありますね」と話している。初めて相撲中継に関わってから2年から3年が経過すると実況を担当。放送時間が2時間あれば実際の取り組みは10分もないため、残りの1時間50分は何を話せばよいのか、最初は苦労した。 実況しやすい力士は白鵬。白鵬は左前廻しという狙いがわかりやすいため。逆に時天空や嘉風などのような何をやってくるか分からない力士は実況しづらいという。 大相撲中継の為にアナウンサーとして「力士カード」なる力士の場所成績、決まり手、家族の名前など、あらゆる事柄がまとめられているデータベースと「手さばき帳」と呼ばれるA4ノートに、全日程の幕下上位五番以降の取り組みの流れがすべて書いてあるものを用意している。これらはフォーマットを除いてすべて手書きである。
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