ソラえもん号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/07 08:51 UTC 版)
「太陽は友だち がんばれ!ソラえもん号」の記事における「ソラえもん号」の解説
本作で登場するソラえもん号とは、タミヤから市販されていた「ソラえもん号工作セット」をモチーフに、小学館の依頼のもと、大阪の有限会社・柴紋で実車として製作されたソーラーカーである。外観は工作セットの完成品とほぼ同じで、タケコプターを付けたドラえもんが腹ばいになって両拳を前に突き出し、背中にマントを羽織ったような姿をしている。マント部分に太陽電池、両手足にタイヤが組み込まれており、あたかもスーパーマンが空を飛ぶような姿勢で地上を走る仕組みになっている。2000年代頃からは世界最高峰のFIA公認ソーラーカーレースドリームカップソーラーカーレース鈴鹿の常勝チームである大阪産業大学で保管、維持管理を行い、各地小学校・各種公共施設への出前環境教育や展示でその活躍の場を広げた。2019年現在は日本自動車博物館に藤子プロから寄贈され、保管・展示されている。 作中で紹介されたソラえもん号の主な機能目の形を変えて、表情を作ることができる。 首輪の鈴がスピーカーになっており、大山のぶ代による音声を再生することができる(後に音声再生機能は故障により撤去)。 尻尾が後部確認用のカメラになっている(コクピット内のモニターで確認できる)。 タイヤの空気入れもドラえもん型。 日本国内外の多くのソーラーカーレースにも出場しており、作品中では1992年の朝日ソーラーカーラリーに出場している模様が紹介されている。 なお、ソーラーカーレースへの出場後、ソラえもん号は小学館に代わりタミヤが保存していたが、2008年5月にレストアされ以降、大阪産業大学預かりとなっている。 2012年3月にはタミヤより「ドラえもんソーラーカー 「ソラえもん号」工作セット」のリニューアル版(Item No:76008)が発売。本体は同じだが、ソーラーパネルが三角形から四角形になり発電電流が従来よりも30%アップしている。
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