宗教・外交政策とは? わかりやすく解説

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宗教・外交政策

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 08:41 UTC 版)

アルフォンソ6世 (カスティーリャ王)」の記事における「宗教・外交政策」の解説

アルフォンソ6世時代ヨーロッパからの移民異教徒討伐に向かう騎士などがイベリア半島進出するようになった。それは教会アルフォンソ6世結びつき現地情報西欧もたらしたからだったが、アルフォンソ6世教会改革推し進めるクリュニー会クリュニー修道院)との関係を深める一方、全スペイン世俗君主臣従主張してスペイン介入する教皇とは一線を画しムスリムに対して寛大に振る舞っていた。 アルフォンソ6世婚姻によってフランス貴族と関係を結び、ローマ典礼導入してモサラベ典礼から変更し教皇との関係を強化したまた、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大司教座設置して聖地地位を向上、巡礼者増加一役買った。しかし教皇との関係は複雑で、1077年グレゴリウス7世が全スペイン君主対す臣従地代要求するアルフォンソ6世拒否西ゴート王国直系としてヒスパニア皇帝名乗り教皇牽制司教区教区整備など教会行政整備尽力して父の代から結びついていたクリュニー会との関係を強化し彼等多額の金や修道院寄進して教皇スペイン介入対抗した。これには、教皇臣従したアラゴン王サンチョ1世牽制する意図含まれていた。 クリュニー会への援助続き1080年クリュニー会ベルナール側近据えトレド解放後1086年大司教任命することで教皇へ対抗勢力置いたクリュニー会への露骨な肩入れカスティーリャ人怒りを買い、寄進に伴う税の引き上げクリュニー会修道院や町を取り上げられ聖職者庶民達の苦情絶えなかったが、アルフォンソ6世以後王達寄進続けたモサラベイスラム教国住んでいたキリスト教徒)も外国人中心クリュニー会反感抱いていたため、モサラベ典礼続けて良い許可してモサラベ宥めるトレド総督モサラベ登用するなど融和策に努めたムスリムとはパリア介したタイファカスティーリャの関係、キリスト教徒貴族タイファ傭兵として雇われるなど身近な存在として人材交流が盛んであるため、クリュニー会などのフランス人外国人違い異端として排除する気は無かった一方タイファに対しては、始めのうちはレコンキスタ進めて領土征服しようとせずパリア強要し諸国間の争い介入することで影響力行使したタイファ諸国カスティーリャよりも互い攻撃して自ら弱体化招き生き残るためカスティーリャへの従属深める有様だった。しかし、1080年トレド内紛発生するとそれに乗じて1081年から都市攻囲し1085年ムスリム財産信仰保障、税は征服前と同じ、市民退去復帰は自由とするなど、寛大な条件約束してトレド降伏受け入れた。これにより、キリスト教国の支配地はタホ川まで南下した。 だが、セビリア支配しようアルフォンソ6世圧力をかけると、タイファ諸国は北アフリカ・ムラービト朝のユースフ・イブン・ターシュフィーン(en)に救援求めたユースフはこれに応えてイベリア半島上陸し1086年10月23日バダホス北東サグラハスの戦いカスティーリャ軍を敗走させ、アルフォンソ6世自身片足を失う程の重傷負い退却した

※この「宗教・外交政策」の解説は、「アルフォンソ6世 (カスティーリャ王)」の解説の一部です。
「宗教・外交政策」を含む「アルフォンソ6世 (カスティーリャ王)」の記事については、「アルフォンソ6世 (カスティーリャ王)」の概要を参照ください。

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