国鉄デハ43200系電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/22 17:41 UTC 版)
デハ43200系は、かつて日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道省に在籍した木造直流用電車を便宜的に総称したものである。
注釈
- ^ 数年のうちに消滅したその薄命さから九州鉄道がアメリカから輸入した豪華客車が「或る列車」と呼ばれたのになぞらえて「或る電車」とも呼ばれる。[要出典]
- ^ 車体や窓・扉等の寸法は1919年度製造のデハ33400系からメートル法が採用されたが、台枠や台車、窓枠、座席などは互換性の観点からヤード・ポンド法のままであった。
- ^ トラス棒の設置は台枠の垂下変形対策とする説もある[要出典]。
- ^ 1926年まで/1927年以降製造車
- ^ 『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』には1923年8月付の貫通幌の図面が掲載されている[19]。
- ^ 1両分がゼネラル・エレクトリック製でその他は芝浦製作所製であったほか、2両が日立製作所製のものを搭載していた[6]。
- ^ CS2は日立製作所がGEの特許を避けて自主開発したものであり、CS1はカム軸駆動機構のノッチ進め、ノッチ戻しが1つのシリンダによって駆動されるのに対し、CS2およびその改良型のCS3ではそれぞれ1つずつのシリンダにより駆動される方式となっている[29]。
- ^ 1949年10月20日付の称号変更で動力台車の記号が”DT”となり、TR14→DT10、TR22→DT11、TR23→DT12、TR35→DT13、TR37→DT14、TR39→DT15となった[39]。
- ^ 『国鉄電車発達史』ではTR14から車輪径を910 mmに変更したとしている[6]が、『鉄道技術発達史 第4篇』ではTR14は車輪径914 mmであり、その改良型のTR22(DT11)から車輪径を910 mmに変更したとしており[41]、『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』においては、形式図[42]および1922年12月付の台車組立図[43]では914 mm、1924年付の輪軸組立図では910 mm[44]となっている。
- ^ 『国鉄電車発達史』でも1923年から車輪径を860 mmに変更したとしている[6]が、『『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』においては、形式図[45]および1922年12月付の台車組立図[46]では従来と同じ866 mmとなっている。
- ^ 工部省鉄道局新橋工場の技師であった平岡凞が1890年に東京市小石川区に開設した平岡工場が、1901年に汽車会社に統合されたもの。
- ^ 内訳を43200形4両、43850形5両とする文献もある[9]。
出典
- ^ 『京浜東北線100年の軌跡』 p.142
- ^ 『日車の車輌史 (図面集-国鉄編上)』 日本車両鉄道同好部、鉄道史資料保存会 p.36
- ^ 『鉄道技術発達史 第1篇』 p.115-116
- ^ 吉川文夫 『国鉄輸入電機の系譜(上) RM LIBRARY 11』 ネコ・パブリッシング p.4
- ^ a b c d 『京浜東北線100年の軌跡』 p.143
- ^ a b c d e f g h 『国鉄電車発達史』 p.24-44
- ^ 『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』 p.58-59, 71
- ^ a b 『鉄道技術発達史 第4篇』 p.782
- ^ a b 『鉄道技術発達史 第4篇』 p.607
- ^ 『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』 p.288
- ^ 『鉄道技術発達史 第4篇』 p.609
- ^ a b c d 『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』 p.288-291
- ^ 『鉄道技術発達史 第4篇』 p.629
- ^ 『鉄道技術発達史 第4篇』 p.642
- ^ 『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』 p.94
- ^ 『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』 p.290
- ^ 『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』 p.97
- ^ 『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』 p.289
- ^ 『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』 p.103
- ^ 『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』 p.291
- ^ a b 『鉄道技術発達史 第4篇』 p.644
- ^ 『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』 p.93
- ^ 『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』 p.55
- ^ 『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』 p.86
- ^ 『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』 p.54
- ^ 『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』 p.86, 88
- ^ 『車輌形式図 電気車』 p.C-13 - C-14
- ^ 『鉄道技術発達史 第4篇』 p.876
- ^ 『鉄道技術発達史 第4篇』 p.892
- ^ 『鉄道技術発達史 第4篇』 p.72-73
- ^ 『鉄道技術発達史 第4篇』 p.877
- ^ 『木製省電図面集』 p.80
- ^ 『鉄道技術発達史 第4篇』 p.851
- ^ 『鉄道技術発達史 第4篇』 p.808-809
- ^ 『鉄道技術発達史 第4篇』 p.873
- ^ 『鉄道技術発達史 第4篇』 p.799
- ^ 『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』 p.82-85
- ^ 『鉄道技術発達史 第4篇』 p.930
- ^ 『鉄道技術発達史 第4篇』 p.806
- ^ a b c 『鉄道技術発達史 第4篇』 p.801
- ^ 『鉄道技術発達史 第4篇』 p.801-802
- ^ 『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』 p.288-289
- ^ 『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』 p.104
- ^ 『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』 p.106
- ^ 『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』 p.290-291
- ^ 『国鉄電車詳細図集 -鉄道院/鉄道省時代-』 p.105
- ^ a b 『木製省電図面集』 p.84
- ^ 吉川文夫 『国鉄輸入電機の系譜(上) RM LIBRARY 11』 ネコ・パブリッシング p.5
- ^ 『京浜東北線100年の軌跡』 p.142-143
- ^ 奥野利夫 「「横須賀線物語」に寄せて」 『鉄道史料』第8巻 鉄道史資料保存会 p.27
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