国王軍の優勢とは? わかりやすく解説

国王軍の優勢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 16:43 UTC 版)

イングランド内戦」の記事における「国王軍の優勢」の解説

1642年7月10日ハル包囲戦英語版)で国王軍議会軍の最初干戈交えられた。8月10日ポーツマス包囲戦英語版)では議会派が砦を陥れて勝利したが、9月23日のパウィック戦い英語版)では騎士たちの活躍により王党派勝利するなど、一進一退の攻防続いていた。 10月23日エッジヒルの戦い勝敗がつかなかったが、この戦いでいち早く議会軍の練度低さ見て取ったオリバー・クロムウェル鉄騎隊結成することになったロンドン攻略諦め長期戦構えをとった国王軍オックスフォード本拠として北部西部抑え議会軍はロンドン拠点南部東部支持基盤とした。 11月1日アイルズベリー戦い英語版)。 11月12日ブレントフォード戦い英語版)。 11月13日、ターナム・グリーンの戦い英語版)。 1643年に入ると間は大勢としては国王軍有利に進み国王軍何度もロンドン窺う情勢にあった議会軍が劣勢だった理由は、その編成にあったといわれる国王軍正式に令状出され集められ訓練戦闘経験積んだ者も多かったいっぽう議会軍は民兵主力とする混成部隊だったからである。州や都市を守るためにつくられ民兵自分故郷を守ることには熱心だったが、地方意識強く、国全体のこととなると士気高くもてなかった。また、装備訓練実戦経験において貴族率い国王軍はるかに及ばなかった。 1643年1月19日、ブラドック・ダウンの戦い英語版)。 1月23日リーズ戦い英語版)。 3月13日第一次ミドルウィッチの戦い英語版)。 3月19日、ホプトン・ヒースの戦い英語版)。 3月30日、シークロフト・ムーアの戦い英語版)。 4月3日キャンプ・ヒル戦い英語版)。 4月13日レディング包囲戦英語版)。 4月25日、ソアトン・ダウンの戦い英語版)。 5月16日ストラットン戦い英語版)。 6月18日、チャルグローブ・フィールドの戦い英語版)。 6月30日アドウォルトン・ムーアの戦いではトーマス・フェアファクス軍が敗走するなど、議会軍の弱体さが際立った。後にクロムウェル当時顧みて民兵混成部隊だった議会軍を「よぼよぼ召使い給仕やそんな連中」と述懐している。 はかばかしくない戦況議会派は軍の再編急いで進めた東部の諸州が連合してつくられ東部連合軍をはじめ、西部連合軍なども編成され議会軍の組織化進んだ。これらの再編によってただちに議会軍が精強になったわけではなく、軍の内外様々な問題かかえていた。議会内の見解一致がとれていないことや、革命目指す方向がないことなどがその主な理由であった7月5日、ランスダウンの戦い英語版)。 7月13日、ラウンドウェイ・ダウンの戦い英語版)。 7月26日ブリストル陥落英語版)。 7月28日、ゲインスバラの戦い英語版)。クロムウェル当時東部連合軍の鉄騎隊隊長であった8月3日グロスター包囲戦英語版)。 いっぽう議会軍は、劣勢戦況進まない軍の再編という状況から、なんとしてもスコットランド国民盟約盟約派)の援助とりつける必要にかられていた。イングランド長老制導入主張するスコットランド側の盟約派用意した文面に対して交渉あたったヘンリー・ベインらは若干修正施したあいまいな表現声明文提案した。すなわち、「神の言葉にしたがって」と文頭に付け加えることによって、解釈に幅をもたせてスコットランドとの合意実現した厳粛な同盟と契約)。それでもイングランド側の宗教会議ウェストミンスター会議)で紛糾したが、「人殺し病人襲いかかってきたとき、病人飲み続けて殺される任せだろうか、それともをすてて武器をとって立ち向かうだろうか」というジョン・ピム演説奏功し、1643年9月2日にどうにかイングランド側でもどうにか合意とりつけた。ニューバリーなどで中小規模戦い続いた9月18日、アルドボーン・チェイスの戦い英語版)。 9月20日第一次ニューバリーの戦い英語版)。 10月9日ハル包囲戦英語版)。 ヘプトンストールの戦い英語版)。 10月11日、ウィンスビーの戦い英語版)。 11月4日、オルニー戦い英語版)。 11月6日、ベーシング・ハウス包囲戦英語版)。 12月8日ジョン・ピム末期ガン死去12月13日アルトン戦い英語版)。 12月26日第二次ミドルウィッチの戦い英語版)。

※この「国王軍の優勢」の解説は、「イングランド内戦」の解説の一部です。
「国王軍の優勢」を含む「イングランド内戦」の記事については、「イングランド内戦」の概要を参照ください。

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