制御客車・中間車
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「スイス国鉄Re450形電気機関車」の記事における「制御客車・中間車」の解説
本機の製造にあわせて同形態の制御客車、中間車が製造されて固定編成を組んでおり、これらはチューリッヒ近郊での混雑に対応するため全て2階建てであり、通常は機関車とB(2等車)、AB(1/2等合造車)、Bt(2等制御客車)の4両で編成を組んでいる。各形式の車番、製造両数、製造年は以下の通りB 26-33 000-114 - 115両 - 1989-97年 AB 36-33 000-114 - 115両 - 1989-97年 Bt 26-33 900-999、Bt 26-34 900-914 - 115両 - 1989-97年 客車は車体はSWP、台車はSIG、運転用の電気機器はABBが製造を担当しており、車体長は26800mm、制御客車の後位側前頭部はRe450形と同形態で運転室長2600mmとなっている。乗降口は車体前後の台車上部に有効幅1900mm(制御客車の運転台後部のみ1400mm)の広幅のプラグドアが設置され、低いホームに対応するため設置されたレール面上高690mmの折畳式のステップから高さ230mmのステップ2段を経由して床面高1150mmの平屋客室のデッキに上り、デッキから階段で2階客室および1階客室につながっている。デッキからの1階/2階客室への階段はいずれもレール方向のストレートのもので、デッキから見て右側の1階客室への階段が幅1030mm、左側の2階客室へのものが幅1150mmとなっている。また、平屋客室の車端部は高さ1060mmの連結器とバッファを避けるためにスロープにより1275mmまで嵩上げされている。 1等、2等室ともに客室は2+2列の4列の固定式クロスシートで、2等室のものは、樹脂製ヘッドレストと肘掛付ものでシートピッチは1650mm、1等室のものは布貼のヘッドレストと肘掛付のものでシートピッチは2000mmとなっている。客室配置はB 26-33 000-114号車とBt 26-33 900-999、Bt 26-34 900-914号車は2階客室の後位側約1/3が2等喫煙室でその他は2等禁煙室、1/2等合造車のAB 36-33 000-114号車は1階客室が1等禁煙室、2階客室の後位側約1/2が喫煙1等室、2階客室の前位側約1/2と平屋客室が2等禁煙室で、喫煙室と禁煙室の仕切り壁は開戸も含め全面ガラスのものとなっている。また、中間客車の平屋客室の前位側車端部には片側1ボックスの座席と折畳座席付手荷物スペースが、後位側車端部には機器室および便所が設置されており、制御客車の前位側車端部には機器室と折畳座席付手荷物スペースが設置されている。 編成での座席定員は1等室81人、2等室306人の計387人である。 連結器はBt 26-33 900-999、Bt 26-34 900-914号車の運転台側がRe450形と同じ自動連結器、その他がねじ式連結器で、角型のバッファが左右、フック・リングが中央にあるタイプとなっている。 台車はSIG製で、軸距2500mm、車輪径920mmで枕ばねを空気ばね、軸ばねをコイルばねとした軽量台車で、軸箱支持方式はオイルダンパ付の軸梁式、基礎ブレーキ装置はディスクブレーキを装備するほか、中間客車は後位側、制御客車は前位側の台車中央のレール上部に渦電流式レールブレーキを装備する。 塗装はRe450形と同じく青色がベースで、正面が赤色、1、2階の窓間が白であり、扉は当初は黄色、後に赤色となっている。 室内は出入り口部および客室の妻面が濃いクリーム色、客室の壁面および天井がライトグレーとなっており、座席のモケットは2等室のものが明るい青色、1等室のものが青色となっている。 主要諸元は以下の通り軌間:1435mm 最大寸法:全長26800mm、車体幅2780mm、屋根高4600mm 軸距:2500mm 車輪径:920mm 台車中心間距離:20000mm 自重:48t(B 26-33 000-114号車)、49t(AB 36-33 000-114号車、Bt 26-33 900-999、Bt 26-34 900-914号車) 座席定員:B 26-33 000-114号車:2等136名 AB 36-33 000-114号車:1等81名、2等38名 Bt 26-33 900-999、Bt 26-34 900-914号車:2等132名 最高速度:130km/h ブレーキ装置:空気ブレーキ、渦電流レールブレーキ
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制御客車・中間車
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「BLS AG RBDe565形/RDBe566形電車」の記事における「制御客車・中間車」の解説
本機の製造にあわせて同形態の制御客車、中間車が製造されて編成を組んでいる。なお、中間車には1957-63年製のEW I形客車を自動扉化などの小改造、塗装変更した車両も使用されている。 1994、1995年にはEW I客車の車体を2分割して間に低床式の連接車体を挿入したバリアフリー対応、2車体3台車のB 600形(通称「B Jumbo」)が31両製造されて編成に組み込まれている。 制御客車・中間車の各ロットの機番と製造時所属、製造年は以下の通り BLSグループ、BLSレッチュベルク鉄道の車両 ABt(制御客車、座席定員1等24、2等39名、自重35.8t)954-955 - BLS - 1981-82年 971-972 - SEZ - 1981-82年 982-986 - GBS - 1981-82年 992 - BN - 1981-82年 956 - BLS - 1984-85年 973-974 - SEZ - 1984-85年 987-989 - GBS - 1984-85年 995-996 - BN - 1984-85年 975 - SEZ - 1991-92年 979 - GBS - 1991-92年 995-996 - BN - 1991-92年 B(中間車、座席定員80名、自重35.0t)770-773 - SEZ - 1981-82年 780-783 - GBS - 1981-82年 790 - BN - 1981-82年 700 - BLS - 1984-85年 784-786 - GBS - 1984-85年 791,792 - BN - 1984-85年 B(中間車、B Jumbo)600-615 - BLS Lötschbergbahn - 2004-07年 EBTグループ、ミッテルランド地域交通の車両 ABt(制御客車)927-933 - EBT - 1984-85年 962-965 - VHB - 1984-85年 982-983 - SMB - 1984-85年(2002年に930-942に改番) 934 - EBT - 1991-92年(2002年に990に改番) B(中間車)511-514 - EBT - 1984-85年 560 - VHB - 1984-85年 585 - SMB - 1984-85年(2002年に930-942に改番) B(中間車、B Jumbo)520-524 - RM
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