初代 (A32(社内呼称:KPQ)型 1998年-2005年)
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「ルノーサムスン・SM5」の記事における「初代 (A32(社内呼称:KPQ)型 1998年-2005年)」の解説
A32型日産・セフィーロ(一部、マキシマ)をベースとしており、ボディとドア、エンジン、内装の大半、ならびにプラットフォーム、15インチアルミホイール(エクシモと同デザイン)はベース車と共用するが、前後のデザインはオリジナルである。セフィーロとは違い、4気筒SRエンジンシリーズ(1.8L、2.0L)と同LPG、そして6気筒VQエンジンシリーズ(2L、2.5L)の2種を用意していた(後者は後年、SM7へと発展する礎を築いた)。ちなみにVQエンジンは3代目に搭載されるVQ25やSM7に搭載されるVQ23/VQ35も含め、すべて日産自動車いわき工場から輸入であり、両車バンパー・グリル・パネルなどで内外装が差別化されていた。4気筒シリーズには5MTも用意されていた。グレード名はBMWを意識してか、全モデルに共通する形式の「5」と排気量の頭2文字を組み合わせたものであり、直4・1,800ccエンジンの場合は「SM518」。直4・2,000ccエンジンの場合は「SM520(LE)」、V6・2,500ccエンジンの場合は「SM525V」と言った具合に表記されていた。装備やメカニズムの多くはベース車のセフィーロと共通であったが、リヤシートの独立式ヘッドレストやシートヒーター、セキュリティアラーム、リヤカップホルダー、フェンダーマーカー(=サイドウインカー)、フードトップマーク(=ボンネットマスコット、6気筒のみ)などセフィーロにはない装備も設定され、カーナビもザナヴィ製からサムスン電子製(ゆえにセンターパネルに「SAMSUNG」のロゴが入る)に変更されるなど相違点も少なくなかった。直4シリーズの2.0Lには本皮革シートなどV6モデルに採用される上級装備を盛り込んだ「Speciale(スペチアーレ)」「Speciale+(スペチアーレ・プラス)」の設定もあった。 初期にごく少量ではあるが後部ドア部分をストレッチさせ、3LのVQ30DEを搭載した「SM530L」なるものも数台生産された。初期型のSM525V(車体色:シルバー)が日本の日産自動車座間事業所内にある記念車庫にて動態保存されている。 なお、当代は少量ながら「SQ5」の名でチリなど南米にも輸出されていた。 1998年3月28日 - 「サムスン・SM5」として登場。 2000年 - 車名を「ルノーサムスン・SM5」に改称。 2001年 - 「エディシオンス・ペーシアル」限定販売。 2002年1月8日 - 1次マイナーチェンジ。アルミホイールが専用デザインとなった。第1回韓国カーオブザイヤーで大賞を受賞。 2003年9月 - 2次マイナーチェンジ。ティアドロップ形状のヘッドライトや新デザインのフロントグリルを採用するなどで豪華さを主張した。 前期(4気筒) 前期 リヤ(4気筒) 前期(6気筒) 前期 リヤ(6気筒) 中期(4気筒) 中期 リヤ(4気筒) 中期(6気筒) 中期 リヤ(6気筒) 後期(4気筒) 後期 リヤ(4気筒) 後期(6気筒) 後期 リヤ(6気筒) 前期ベース SM530L フロント 前期ベース SM530L リヤ 前期ベース SM530L リヤドア延長部分 前期ベース SM530L エンブレム チリ向け SQ5 リヤ 525Vに搭載されたVQ25エンジン ルノーサムスン・SM5(2代目)後期 乗車定員5人 ボディタイプ4ドアセダン エンジン直4 2.0L SR20 IIガソリン/LPG(前期)直4 2.0L M4Rガソリン/SR20 II・LPG(後期) 駆動方式FR 変速機4AT5MT(前期タクシーのみ) サスペンションフロント:マクファーソンストラットリヤ:マルチリンク 全長4,895mm(前期)4,905mm(後期) 全幅1,785mm(前期)1,787mm(後期) 全高1,475mm ホイールベース2,775mm -自動車のスペック表- テンプレートを表示
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