初代(1997年 - 2005年)W163
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「メルセデス・ベンツ・Mクラス」の記事における「初代(1997年 - 2005年)W163」の解説
1997年に発表された。メルセデス・ベンツとして初めてアメリカ工場(アラバマ州・タスカルーサ)で生産された初代は、その品質の低さと完成度の低さで「アラバマ・メルセデス」と酷評され、全世界におけるブランドイメージを大きく落とすことに一役買う結果になってしまった。例えばドアヒンジ等は、同時期のメルセデス車が採用していた鋳造品ではなく、鉄板をプレス加工した安価な物を採用していた。 その後、ヨーロッパ市場向けに、オーストリアのマグナ・シュタイアでも生産された(1999-2002年)。アラバマ工場製より、こちらの方が品質が高かったという。 1997年5月に公開された映画『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』に、特殊装備を施したML320が2台登場する。世界中の映画ファンにも認知された。 1998年、日本でも「ML320」の販売が開始された。 日本での現行グレードグレード排気量エンジン最高出力/最大トルク変速機駆動方式ML320 3.2L V型6気筒SOHCエンジン 218ps/31.6kg・m 5速AT 4WD その後2000年に「ML430」とディーゼルエンジン搭載の「ML270 CDI」が追加された。ML430 4.3L V型8気筒SOHC 272ps/39.8kg・m 5速AT 4WD ML320 3.2L V型6気筒SOHC 218ps/31.6kg・m ML270 CDI 2.7L 直列5気筒DOHCディーゼルエンジン 163ps/40.3kg・m 2002年施行の自動車NOx-PM法により、ML270 CDIとML320は輸入終了。ML320はエンジンの排気量アップを受けて「ML350」となり、「ML55 AMG」(左ハンドルのみ)が追加された。ML55 AMG 5.4L V型8気筒SOHCエンジン 347ps/52.0kg・m 5速AT 4WD ML350 3.7L V型6気筒SOHCエンジン 235ps/35.2kg・m
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