初代X12#型とは? わかりやすく解説

初代(通算10代目)X12#型(2004年 - 2009年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 05:35 UTC 版)

トヨタ・マークX」の記事における「初代通算10代目X12#型(2004年 - 2009年)」の解説

それまでマークII兄弟マークII・チェイサー・クレスタ・ヴェロッサ)からの脱却目的とし、モデルチェンジにあたり12代目クラウン通称ゼロ・クラウン)で大幅に刷新されたプラットフォーム採用契機に名称を含めた大胆な改革実施した車が「マークX」である。 エクステリア典型的な4ドアセダンであるものの、マークII時代正統派からは一転して大胆なスタイリングへと変貌インパクトの強いデザイン特徴片側3連プロジェクターヘッドライトや厚みを持たせたトランクリッドミニバン刺激され居住性重視となったあげくルーフ高が高くなりすぎたX110系マークII反省から30mmから40mmも全高低くして、走りのスポーツセダンへの回帰図った。 こうして「新世代のスポーツセダン」として大胆挑戦的なエクステリアデザイン取り入れたものが同車であり、とくにリヤバンパーマフラーテールエンド一体化したディフューザー構造トヨタ製高級セダン初め採用クラウンレクサスなど、このマークX以降開発されトヨタ製高級セダン多くもこれを踏襲している。4代目レクサス・LSハイブリッドも含む)や同じトヨタブランド13代目クラウン5代目クラウンマジェスタにも受け継がれた。 こうしたデザインである以上マフラー交換容易には行うことができず、多くトヨタ車用エアロパーツ北米トヨタサイオン純正エアロパーツ手がける多数メーカーから対応品が発売されている。ちなみにリアバンパーマフラーテールエンド接合されておらず、バンパーの穴にマフラーパイプ部分若干隙間開けて挿入されているため、マフラー排気性能空力性能の向上にも貢献している。 新しく採用されプラットフォーム12代目 (S180系)クラウン先行採用されたものをベースとして運動性能の向上を目的軽量化施された。ここで採用され改良事項は、後にプラットフォーム共有するレクサス (LEXUS)」のISファミリーGSシリーズにも技術転用され、それぞれ熟成図られ進化している。 エンジンマークII時代搭載されていた直列6気筒から新世代GRV型6気筒へと変更された。同車には12代目クラウン前期型同様に直噴 (D-4)仕様の2.5L (215PS)と3L (256PS)が採用され、2.5L (215PS)4GR-FSEエンジントヨタ長年技術パートナーシップ組んでいる「ヤマハ発動機」にて生産されている。3L(256PS)3GR-FSEエンジントヨタ下山工場にて生産されている。トランスミッションマニュアルモード付き6速AT(四輪駆動車5速AT)となり、マークIIファミリー歴代モデルよろしく18インチアルミホイールを履いたスポーツグレードが設定されたものの、X70・X80系のGT-TWIN TURBOX90X100系のTOURER V、X110系のiR-Vなどに相当するMT搭載ターボエンジン搭載のスポーツセダンは消滅したまた、クラウンレクサスブランド車には設定のない「6:4分割可倒式リアシート」によるトランクスルー機能持ち合わせていることがマークX特徴である。なお、車体形式記号クラウン同様に先代モデルとなるマークIIファミリーから引き続いて「“X”・・系」(マークX場合はX120系となる)を名乗ることとなった

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