出自に関する伝承とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 出自に関する伝承の意味・解説 

出自に関する伝承

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/02 06:22 UTC 版)

宮本三木之助」の記事における「出自に関する伝承」の解説

近年の研究で、元禄9年1696年)に備前岡山藩仕えた宮本小兵衛が書き上げた資料宮本小兵衛先祖附』が岡山発見された。内容三木之助の出自や、先祖から三木之助の本多忠刻殉死以後歴代詳細に記録した先祖附であり、中には武蔵養子になった経緯記されている。これによると三木之助の出自伊勢中川氏であり、姫路書写山圓教寺墓誌記載の「(三木之助は)伊勢ノ生レデ武蔵養子」とも一致し水野勝成家中中川志摩之助の3男であることが証明された。 これ以前には以下の伝承流布されていた。 武州伝来記 造酒之助は西ノ宮馬追なり。武州、或時、尼ヶ崎街道乗掛け馬にて通らる。西ノ宮の駅にて、十四五の童、馬の口取りすすみ行く。武州馬上よりつくづくと彼の童がつら魂を見て其方、われ養ひて子にしてよき主へ出だすべし、養はれよ、と有りければ、彼の申し様、仰せは忝なく候へども、われ、老の親をもてり、某此の如く馬子をして養へり、御身養子になりては両親難儀に及ぶべし、御免あれと申す。武州聞き玉ひ、先づ、其方が家につれ行けとて、彼の家に至り両親に右の旨趣申し聞け、当分の難儀これ無き様に金子をあたへ、処の者にも懇ろに頼み置き、彼の童を伴ひ暫く育ひ置て、播州姫路城主本多中務太輔忠刻卿へ差し出ださる。中書殿、御心に叶ひ、段々立身せり。しかれども子細あって暇申し請、江戸へ下る。中書殿、不幸にして早世し玉ふ。武州、其頃大坂居て此の事を聞き近日造酒之助来るべし、生涯別れ為るべし、馳走すべしと也。かくて、暫くあつて造酒之助入来す。武州悦び堪へず甚だ饗し玉ふ。造酒之助、盃を所望して戴き、これより直に姫路へ相越し通り申し達す武州、尤の覚悟の由、あいさつ有り造酒之助、姫路至り追い腹せしといへり。惜しむべし、惜しむべし。 作州新免系図 当世美少年二刀剣術をよくす。宮本武蔵玄信養子となり播州姫路城本多美濃守世子中務太夫忠刻に仕える、七百石側小姓宮本造酒之助と改める、本多忠刻寛永三年丙寅五月七日三十一歳、造酒之助即日殉死新免家は関ヶ原の戦い西軍宇喜多秀家軍に属して敗れ一族家臣とも九州落ち黒田家仕え明治維新まで続いている。領地だった三奈木村には今も「伊賀様」とよばれる新免伊賀守を祭る祠や供養塔が、新免宗家家臣団祭司中心として大切に守られており、この系統由緒正しいが、しかし筑前黒田藩三奈木村に残る永禄年中1558年)から明和6年1769年)まで200年余の歴代事象記録した筑前新免系譜」(三奈木村収録)には三木之助らしい人物の記録一切無い。

※この「出自に関する伝承」の解説は、「宮本三木之助」の解説の一部です。
「出自に関する伝承」を含む「宮本三木之助」の記事については、「宮本三木之助」の概要を参照ください。


出自に関する伝承

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/16 16:13 UTC 版)

浪岡秀種」の記事における「出自に関する伝承」の解説

青森県青森市浪岡町には、藤原秀衡の六男藤原頼衡次兄藤原泰衡対立した後この地に逃れ浪岡右京大夫名乗ってこの地を支配浪岡氏の祖となったという伝承がある。秀種は頼衡の曾孫、秀衡の玄孫と言われ奥州藤原氏末裔とされる

※この「出自に関する伝承」の解説は、「浪岡秀種」の解説の一部です。
「出自に関する伝承」を含む「浪岡秀種」の記事については、「浪岡秀種」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「出自に関する伝承」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「出自に関する伝承」の関連用語

出自に関する伝承のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



出自に関する伝承のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの宮本三木之助 (改訂履歴)、浪岡秀種 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS