八女家の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 03:56 UTC 版)
八女政子 - 柴咲コウ(子供時代:椎名るか〔昭和7年時〕) 八女家の長女。時次郎の事業の失敗で凋落した八女家を支えるため、中洲のクラブで働き始める。そこで鬼塚大造に見初められる。大造には妻がいたため「二号さん」として結婚。博多から東京へ事業展開を始めた大造の希望もあり、八女一家と共に上京。大造の死後、生活は窮迫するが、幼い実の成長に希望を持ち、一家を支え続ける。 鬼塚大造 - 佐藤浩市 中洲でクラブなどを経営する実業家。副社長でもある千晶という本妻がいるが、政子をみそめて「結婚」をする。東京進出も果たし事業も順調に見えた矢先に、胃癌のため倒れ博多の病院で息を引き取った。 なお、脚本を担当した三谷幸喜の父も中洲でクラブを経営する実業家であった。 八女時次郎(父) - 西田敏行 八女一家の長であるが、数々の事業に手を出しては失敗。最後に失敗した「フラリング」は、大造が政子と実のために残した預金通帳に手を出して発明したものであった。 八女マキ(母) - 富司純子 時次郎と結婚して5人の子宝に恵まれる。家族思いの母親で、政子のクラブ勤めに反対するが、政子の誘いで「長い夜」で料理人として働くことになる。政子が大造の二号になることには反対した。 八女義男 - 松本潤(子供時代:加部亜門〔昭和7年時〕、秋山竣〔昭和18年時〕) 八女家の長男。東京大学に進学し、糸川教授の下でロケットの研究をする。政子の友人でもある一之瀬ゆかりと恋に落ちるがゆかりの両親に反対される。北海道で見合いをしていたゆかりをその場から掠奪し、洞爺丸事故に巻き込まれるが、無事に救助された。 八女宗男 - 佐藤隆太(子供時代:高澤父母道〔昭和7年時〕、影山樹生弥〔昭和18年時〕) 八女家の次男。様々な職業を転々とするが、古川ロッパの付き人になりコメディアンを目指している。 八女波子 - 堀北真希(子供時代:篠川桃音〔昭和7年時〕、宮武美桜〔昭和18年時〕) 八女家の次女。出版社に就職し、作家で変わり者の阿野三成と結婚する。後に編集長に出世。 八女房子 - 榮倉奈々(子供時代:田渕結衣〔昭和7年時〕、鈴木米香〔昭和18年時〕) 八女家の三女。絵が好きで美術大学に進み、美術の先生になるが子供の頃から好きだった手塚治虫のアシスタントになる。つるちゃんに交際を申し込まれている。 八女実 - 加藤憲史郎〔1〜2歳〕、加藤清史郎〔6〜10歳〕、役所広司〔ナレーション〕 政子と大造の息子。父・大造に溺愛されたが、彼の死後は内向的な性格に育ち、園児の中でも孤立していた。足が速い。物語は一貫して、成長した壮年期の実が、自らの両親とその家族の暮らしぶり、時代背景について回想を交えて語るという体裁をとる。 鬼塚千晶 - 天海祐希 大造の本妻で会社の副社長でもある。政子が大造の好みであることを一目で見抜く。象を博多に連れてくるのに時次郎が失敗し、八女家が博多の人に非難されていると一喝して追い払う。大造が死去すると、実のみ葬儀の参列を許した。また、八女家には分骨をさせなかったが、時次郎らが骨を持ち逃げした際には黙認した。 一之瀬ゆかり - 長澤まさみ 政子の友人。東大進学後、義男の恋人になるが、交際を両親に反対される。その後、北海道でお見合いしていた時に、義男と駆け落ちし、洞爺丸の海難事故に巻き込まれる。その後記憶を失い青森にいたが、東京に戻ると両親は駆け落ちした二人を追い洞爺丸に乗船していたため事故で亡くなり、家は売りに出されていたため全てを失いストリッパーになってしまう。 つるちゃん(本名:津留つるたろう) - 大泉洋(子供時代:佐藤隆平〔昭和18年時〕) 八女一家の幼馴染。房子との交際を政子に反対されるが、認められるために立派な男になると決心し、様々な職業に就く(ほとんどは八女家のせいでクビになるため)。 大浦竜伍 - 玉山鉄二 政子のかつての恋人であったが、戦争で召集され、満洲で戦死したとされていた。しかし、実は生きており、シベリア抑留を経て帰還した。しかし、その時既に政子は大造の二号になっていた。帰還後は左翼運動に身を投じていたが左翼団体の首謀者が捕まり自身の良心から運動からも手を引き、最終的に東海道新幹線の駅員となった。 阿野三成 - 山本耕史 小説家で出版社につとめる波子が担当となり、やがて恋に落ち結婚。偏屈な性格をしている。 マリア - 鈴木砂羽 政子と共にクラブのホステスをしていたが、クラブで働く宗男と結婚する。 柳隆五郎 - 阿南健治 クラブ「長い夜」の支配人。政子が大造の好みであることを一目で見抜き、政子を採用した。大造とは好みが同じだからというのが理由。大造の妻になった政子に尽くし、八女家にも親切にしており大造の死後も政子と実に残された財産管理をしていたが、後に政子に思いを告白し押し倒そうとして拒絶され、貯金を持ち逃げした。 古賀巳代治 - 高田純次 時次郎の戦友で、共に度々事業を行っては失敗している。
※この「八女家の人々」の解説は、「わが家の歴史」の解説の一部です。
「八女家の人々」を含む「わが家の歴史」の記事については、「わが家の歴史」の概要を参照ください。
- 八女家の人々のページへのリンク