佐藤編集長時代とは? わかりやすく解説

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佐藤編集長時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 03:30 UTC 版)

コンプティーク」の記事における「佐藤編集長時代」の解説

玩具業界新聞記者としてテレビゲーム紹介していた佐藤辰男1982年角川歴彦出会った際、パソコン雑誌角川書店がやるという話が持ち上がった佐藤テレビゲーム雑誌企画書を出すと、角川歴彦決断発刊決まり、『ザテレビジョン』の増刊号として1983年11月10日発売1984年1月号で創刊した。 読者層は、小学校高学年から中・高生男子で、ゲームやパソコン本体購入ガイドなどパソコン中心としつつも、単なるパソコン雑誌というよりは、ゲーム含んだデジタル世代娯楽全体を扱う雑誌であった初期ジャイアント馬場用いるなど表紙一貫性がなく売り上げ低迷したが、vol.5 1984年9/10月号では薬師丸ひろ子原田知世渡辺典子などを取り上げ翌年から表紙には女性アイドル起用することが確定したパソコン関係では他誌取り上げないようなパソコンゲームの裏技やチート精力的に扱い読者投稿ではゲームプログラム本体改造手法すら掲載、その裏技や改造人気ゲームのものがあると、それを求め読者にも販路伸ばしていく。特に、vol.10 1985年7/8月号にてファミコンゲーム『ゼビウス』無敵コマンド最初にとりあげ、同号は塚田正晃提案でまだ無名だった中山美穂表紙採用しアダルトゲーム天使たちの午後』の記事併せて完売増刷繰り返し大きく売り上げ伸ばすvol.13 1986年1月号から月刊化し同年2月号から初の連載漫画として麻宮騎亜の『神星記ヴァグランツ』が開始されるなど、より娯楽性強めた誌面改革進めた1985年から1986年にかけて、ファミリーコンピュータ大ヒットにより、内容のほとんどがファミコン傾きパソコンないがしろにされていたが、ファミコン関係の内容1986年4月マル勝ファミコン創刊することで移管以後総合誌であることをやめ、パソコン中心に戻りvol.18 1986年6月号で紙面刷新してRPG傾倒していく。 vol.21 1986年9月号から、グループSNEによるダンジョンズ&ドラゴンズテーブルトークRPGリプレイ記事ロードス島戦記』が掲載される大きな人気博し安田均黒田幸弘によるテーブルトークRPGに関する記事や『聖エルザクルセイダーズ』など若者向け小説掲載して日本におけるTRPG普及ライトノベルという分野創設大きな影響与えたvol.44 1988年7月号からは『ロボクラッシュ』、同8月号からは『トップをねらえ!』といった読者参加型ゲーム毎号開催するようになり、この影響売り上げ倍増、同7月号と連動してパソコン通信に「角川コンプティークネット」というBBS開設SF作家翻訳家草分けである矢野徹が「狂乱酒場」を設けるなどし、雑誌連載連動して活動続けたこの頃実相寺昭雄押井守といった特撮アニメーション著名な監督連載持ち執筆陣には中村うさぎイボンヌ木村名義)を抱えるなど錚々たる面子で、中野豪挿絵至る所飾っていた。 一方で袋とじアダルトゲーム関連ページ組まれていた。名称は「ちょっとエッチページ」から「福袋」、「大福袋」、「花園倶楽部」と変遷。元々は年数回の定期企画だったのが、後に同市場の拡大手伝って毎号連載となり、アダルトゲーム以外に18禁アニメやHコミックAV女優紹介のコーナー載っていた。毎年1月号には『Hコミックアドベンチャー』というゲームブック形式ゲーム欄外設けられた。 こういった徹底的なおたく向けの路線単一分野興味を持つ読者だけでなく、様々な者を呼び込み固定読者層加えていき、1991年には発行部数25となってパソコン雑誌の中で最も売れている部類となった

※この「佐藤編集長時代」の解説は、「コンプティーク」の解説の一部です。
「佐藤編集長時代」を含む「コンプティーク」の記事については、「コンプティーク」の概要を参照ください。

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