代表選考の過程
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「2009 ワールド・ベースボール・クラシック日本代表」の記事における「代表選考の過程」の解説
2008年 10月26日 - 里崎智也が出場辞退の意向を示す。 11月13日 - 12日に初のスタッフ会議を行なったうえ、48人の選手を一次候補選手としてリストアップしたことを発表(候補者は非公表)。 11月21日 - 第2回スタッフ会議。阪神の新井貴浩、矢野輝弘の辞退、中日の岩瀬仁紀、浅尾拓也、高橋聡文、森野将彦、和田一浩の辞退、松井秀喜らが出場に所属球団の許可が必要となることなどを考慮し、新たに候補選手をリストアップし、海外組も含めた45人の候補を12月15日に発表することに。 11月23日 - 候補に挙げられていた中日の4選手が正式にコメント。当時中日監督の落合は「監督や球団が強制しているわけではなく、あくまでも選手自身の意思」とし、「故障をした時の保障もないし、自分のことを考えるのは一番の権利。全部NPBがフォローしてくれるならいいけど理想論を掲げられて一番困るのは選手だ。みんな出てくれると思っているのが大間違い」とNPBや原、マスコミなどの姿勢を批判した。 11月25日 - 和田一浩が、契約更改の記者会見にてWBC辞退の理由を説明。 11月26日 - 松井秀喜が正式に辞退。 12月15日 - 第1次候補者34人(投手16人、捕手4人、内野手8人、外野手6人)が発表された。北京オリンピックで代表に選ばれた選手の内、1次候補発表前に辞退した選手を除くと、G.G.佐藤、成瀬善久、西岡剛、川上憲伸、荒木雅博は選出されなかった。 12月16日 - 落選となった松井稼頭央の所属事務所が、「あまりに冷たいやり方」と、原監督側の対応を批判(本人による直接のコメントは発表されていない)。また松井稼サイドからは予め、「補欠なら選ばなくていい」と首脳陣側に伝えていた。 2009年 1月9日 - 2009年初のスタッフ会議より、岩田稔を日本代表候補に追加招集することが決定。本人も、「突然の招集に驚いていますが大変光栄なこと。」と快諾。 1月14日 - フリーエージェントを行使していた斎藤隆が、ドジャースからレッドソックスに移籍することが正式決定したことを発表。レッドソックス側と相談し、正式に出場辞退を申し出、了承された。 1月17日 - 16日に暫定ロースターの登録締切(最大45人まで)。原は松井秀喜を登録締切直前までの状況を見て、登録するかどうかを判断したが、直接本人と連絡を取り最終の意思確認をした際、松井本人の「WBCには間に合わない」との意向により、登録を断念することを発表。また出場を辞退した黒田博樹、斎藤隆の代役は、代表合宿には招集しない考えを示した。 1月20日 - 第1次登録メンバー42人が、MLB公式サイトにて発表。 2月2日 - 宮崎合宿に参加予定の第1次候補選手の背番号を発表。15日から宮崎で始まる代表候補合宿を実戦形式中心で行うことなどを決めた。 2月22日 - 合宿終了後、オーストラリアとの強化試合に臨む28名が発表。合宿に参加した33名のうち、和田毅、岸孝之、細川亨、松中信彦、(栗原健太)が外れた。 3月21日 - 村田修一が第2ラウンド1位決定戦(3月20日 GAME6(韓国戦))において、4回表に1塁への走塁時に、1塁手前で右太もも裏を負傷(肉離れ)し途中退場。原は、準決勝以降の村田の出場を断念、栗原健太を緊急招集。栗原はオープン戦の阪神戦を控えた高松で試合前練習を行っている際に伝えを聞き試合開始前に広島へ戻り、21日夕方(日本時間)に渡米、21日(現地時間)に到着。また村田は治療に専念する為に、先に日本へ帰国。 オーダーについて原は、「1〜3番に出塁率が高く足の使える選手(イチロー、青木宣親ら)、4〜6番は得点力と進塁打などの自己犠牲を兼ねた選手(村田修一、小笠原道大ら)、7〜9番は意外性のある選手(福留孝介、城島健司らメジャーリーガー)」を起用すると発言。これを上杉謙信の戦術になぞらえて車懸かりの陣と呼んだ。 投手陣は前回の先発投手二人制に近いものの、若干球数制限が緩和されたため厳密ではなくなった。先発投手三本柱は前年メジャーで18勝を挙げた松坂大輔、日本を代表する投手と原自ら賞賛したダルビッシュ有、前年沢村賞の岩隈久志の三名。前回のWBCも経験している杉内俊哉、渡辺俊介らがブルペンで待機。前年セ・リーグ新人王の山口鉄也、ソフトバンクのクローザー馬原孝浩から藤川球児を経由して逃げ切りを図る。しかし本番では藤川球児の調子が上がらず、準決勝からは先発登板予定のないダルビッシュ有がクローザーに回った。
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